余録:ペルシャの大軍がギリシャ
に侵攻する直前の…
毎日新聞 2013年02月22日 00時09分
ペルシャの大軍がギリシャに侵攻する直前のことだ。ペルシャの陣営で捕らえられたギリシャの密偵が処刑される寸前、ペルシャ王は密偵にありのままを見せて送り返せと命じた。その強大な軍容を知れば相手は戦意を失うと考えたのだ
▲だがギリシャは情報をもとに防備を固めてペルシャを撃退し、王の心理作戦は失敗した。では「もし古代中国の兵法家・孫子(そんし)だったらどうするか」。そう問うたのは冷戦時代に米CIAを率いたアレン・ダレス長官だった
▲孫子ならスパイに賄賂を与え、ペルシャの戦力が実際より弱体だと報告させただろう−−ダレスはそう述べている。彼は多くの国が占いで戦争をしていた時代に情報戦を重視した孫子のリアリズムを高く評価した。またそれに学んだ毛沢東(もうたくとう)らの戦略や戦術を警戒した
▲さて情報戦の舞台がサイバー空間となった現代である。米企業やメディアへのサイバー攻撃が激しさを増すなか、米情報セキュリティー会社が攻撃元は中国人民解放軍総参謀部の所属部隊とする報告書を公表した。米政府も中国の関与を疑う姿勢をあらわにしている
▲かたや中国政府は、こちらこそ被害者だと疑惑を全面否定した。米中のさや当てそれ自体も情報戦の様相をみせるが、当の攻撃の規模や組織性にはただならないものがある。米国はサイバー攻撃からの重要インフラの防衛や報復行動の検討に本腰を入れる構えである
▲「兵は詭道(きどう)なり」−−戦いはだまし合いという孫子の兵法がまかり通る今日のサイバー空間だ。むろん日本の企業や公的機関もむざむざ詭道にのってはいられない。百戦危うからぬ備えを心がけたい。
http://mainichi.jp/opinion/news/20130222k0000m070117000c.html
さすが毎日
竹島のたのじもない
何か泣き叫んで欲しいが