韓国の主張を論破した研究者「真の友好は問題解決から」 式典で島根県から特別感謝状
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130222/edc13022214380002-n1.htm

「研究することで解決策を見いだせる。再びひざを交えて話し合いをしたい」-。島根県立高校で教鞭(きょうべん)をとりながら竹島問題を研究してきた元高校教諭、杉原隆さん(74)は「竹島の日」の22日、松江市で開かれた記念式典で竹島の領有権確立に向けた功績に対し、初の「特別感謝状」を授与される。「友好だけ重視するのではなく、問題を解決して初めて本当の友好関係を築くことができる」。杉原さんはそう確信している。
■古い韓国の文献を調査…「独島」勘違いを証明
高校で世界史などを教えていた杉原さんは、前島根県知事の澄田信義氏(故人)の「日韓の『真の友好』は、竹島問題を解決しなければ確立できない」という言葉に感銘を受け、竹島問題の研究に取り組み始めた。
平成17年に県が設置した県竹島問題研究会の副座長、19年には研究顧問となり、山陰地方の史料を丹念に集めた。18年に韓国・鬱陵(うつりょう)島で調査を行い、古い韓国の文献に登場し、韓国が「独島」(竹島の韓国名)だと主張している「于山島」が別の島であることを確認。日本の主張の正しさを証明した。
「石が飛んでくるぞ」。周囲に脅されて向かった鬱陵島だったが、現地では平穏に調査ができた。韓国・大邱(テグ)市の大邱大学で韓国側の研究者と討論した際にも、別れるときに「また(討論を)やりましょう」と約束するなど、当時は両国の間に竹島問題を議論する雰囲気があったという。
しかし、対立が強まった今、韓国の研究者らとは討論できる状況にはない。「再びひざを交えて話し合いたい」。杉原さんは残念そうにそう話す。
竹島の日の式典では、これまで功績のあった人に贈られてきた「感謝状」から、一つ上の「特別感謝状」を初めて贈られる。「幅広く研究する機会を与えていただき、感謝している」と喜びながらも「研究の基礎的な部分は築くことができた。今後はより専門的な研究を続けていくことが必要」と話す。
最近、国内での関心が高まっていることを肌で感じている。島根県内の小中学校では、竹島のことを教えようという取り組みが増えている。「以前は史料を持っていても、自宅に隠している人たちが少なくなかった。今は、若い人が熱心に学習している」と目を細める。
顧問は勇退したが、研究への意欲は衰えない。今後もライフワークとして竹島を見つめていくという。
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