韓国メディアは反日喚起 外交通商省は対抗措置に触れず
2013.2.23 00:02 (1/2ページ)[日韓関係]
駐日韓国大使館の前で、「竹島の日」の式典が島根県で行われたことなどについて、抗議する韓国の運動家たち=22日、東京都新宿区(AP)
【ソウル=加藤達也】韓国メディアは22日、「竹島の日」式典開催などを問題視する報道を繰り返し、「反日世論」を喚起した。ソウルの日本大使館前でも市民団体が大音量で抗議活動を行うなど混乱した。
25日に大統領に就任する朴槿恵氏も22日、韓国軍合同参謀本部を訪問。テレビ電話を通じて、海軍作戦司令官に「(中国と管轄権を争う)離於島と独島(竹島の韓国名)を守るためにも徹底して警戒してほしい」と要望した。朴氏の報道官が明らかにした。
韓国メディアはこの日、東京駐在の特派員らが松江入りした。聯合ニュースは、松江発で「きょう竹島の日 日本右翼 決起大会」などと報道。報道専門テレビのニュースYは「韓日の対立が深まるのは避けられない」などと伝えた。
ソウルの日本大使館前での抗議活動には春休み中の小中学生らも動員された。男が刃物で自分の腹を切るパフォーマンスをして警察に取り押さえられた。
一方、韓国外交通商省は報道官声明で、日本政府による式典への政務官派遣に「非常に遺憾だ。強く抗議する」としながらも、「領有権主張を直ちに撤 回することで、日韓関係の発展を望む意思を示すべきだ」と関係改善に言及。「対抗措置」や「外交上の報復」などにも触れなかった。
25日の大統領就任式には日本から麻生太郎副総理をはじめとした首相経験者3人を含め、多数の来客を迎える。韓国政府の姿勢には「日本への一定の配慮がにじんでいる」(韓国外交関係者)との見方もある。