佐渡沖資源中旬に調査 メタンハイドレートも計画、確認できれば国内最大規模
2013.4.9 12:51 (1/2ページ)
佐渡沖の試掘調査に投入される地球深部探査船「ちきゅう」
経済産業省資源エネルギー庁が、日本海側の資源開発を本格化させる。新潟県・佐渡島の南西沖約30キロの海底で、4月中旬から石油と天然ガスの埋 蔵量調査に着手。6月下旬から数日間にわたって海底下から石油・天然ガスを取り出す産出試験を実施する。また、次世代エネルギー資源「メタンハイドレー ト」についても、今夏にも佐渡沖と石川県沖で資源量を調査する予定だ。
佐渡南西沖での採掘調査は、JXホールディングス傘下のJX日鉱日 石開発と、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)に委託している。地球深部探査船「ちきゅう」を使い、水深約1100メートルの海 底を約2700メートル掘削する。「ちきゅう」は今年3月に愛知県沖の深海からメタンハイドレートの産出試験に世界で初めて成功した際にも使用した。
経産省は、平成20年度に調査を実施し、石油や天然ガスの埋蔵の可能性がある面積が100平方キロを超すことが判明。埋蔵が確認できれば、国内最大規模で、中東の中規模程度の石油・天然ガス田に相当するとの見方もある。
一方、経産省は日本海側でも存在が確認されているメタンハイドレートについても27年度までの約3年間で集中的に調査し、埋蔵量の把握に取り組 む。具体的には、佐渡沖と石川県・能登半島沖で自動探査機を使い海底を調査。今年夏から秋には新潟県上越市沖で、26年度は秋田県・山形県沖と島根県の隠 岐島周辺、27年度は北海道周辺でも調査する予定だ。
日本海のメタンハイドレートは「表層型」といわれ、水深500メートル以上の海底の 表面に一部が露出し、塊の状態で存在する。太平洋側で産出試験に成功した、水深約1千メートルの海底から数百メートル下で砂と混じり合って存在する「砂層 型」と比べ、まとまった量の回収には技術面の課題があるとされる。