対日関係は「新段階」 漁業協定で台湾総統
2013.4.11 19:08 [台湾]
3月30日、大型巡視船の就役式典で挨拶した馬英九総統=高雄港(吉村剛史撮影)
台湾の馬英九総統は11日、沖縄県・尖閣諸島周辺の漁業権をめぐる10日の日本との取り決め(協定)調印について「対日関係は新たな段階に入った」と評価した。自身の交流サイト「フェイスブック」に文章を載せた。
馬氏は、日台が領有権問題を棚上げして実質的な結果を得たことの意義を強調。昨年提起した「東シナ海平和イニシアチブ」を日本が重視していることを示した とした。日本の「誠意と善意」への謝意も記した。一方、調印に当たり領有権問題で「台湾はいかなる譲歩もしていない」とし、領有権主張を維持する構えを見 せた。
11日付台湾各紙は協定調印について「大突破」(中国時報)などの見出しで大半が1面トップで報道。領有権問題は残るものの、台湾漁民の操業エリアが拡大したことを前向きに受け止めた。(共同)