ステルス戦闘機F-22、ユーロファイターに負ける

先日『Red Flag』というアラスカで行われた模擬空中戦で、アメリカが誇る最新鋭戦闘機F-22が欧州のユーロファイター・タイフーンに負けていたことが明らかになりました。どうやらF-22も万能ではないようです。
タイトルが釣りだと思ってきた軍事マニアの皆さん、DVICE曰く真面目なお話だそうです。アラスカの国際合同演習Red Flagの模擬ドッグファイトでF-22がEF2000にボロ負けしたらしい。ドイツ空軍のパイロット曰く、鶏ささみサラダ級*1だそうだ。
*1ラプターが猛禽類を意味するので、"We had a Raptor salad for lunch"とコメントしたようだ。
F-22の格闘能力が低い理由は次のとおり。
まず、ステルス機能が役に立たない。レーダーには映らないのだが、F-22は大型ボディーで発熱が大きいため、EF2000の赤外線センサーに50Km先から映るそうだ。長距離戦闘はともかく、ドッグファイトに持ち込むと、EF2000の格闘能力がF-35を凌駕する。F-22の偏向ノズルも速度低下を招く為に役に立たない模様。ついでに自慢のヘッドマウントディスプレイ(HMD)に技術上の問題があるそうだ。
模擬戦自体はイーブンだったらしいので、無視界の長距離戦闘ではF-22に分があり、近接戦闘に入るとEF2000が有利と言う事になる。実戦では先に敵機を見つけて先制攻撃するケースが多いのでF-22の優位性は変わらないと見るか、実戦で撃たれるミサイルの大半は有視界の近距離*2だからF-22が実は弱いと見るかは軍事マニアの間で熱い議論が続いている。
*2 2008年のRAND研究所のレポートによると、1950年代から米軍がミサイルで撃墜した588機のうち、視界外から発射されたミサイルで撃墜されたものは僅か24機だそうだ。
空戦においてはF-22の劣化バージョンであるF-35 Lightning IIの立つ瀬が無い。2019年まで開発延長される見込みのF-35を、2017年に導入する予定の防衛省にお悔やみを申し上げたい。
http://www.anlyznews.com/2012/08/f-22ef2000.html?m=0