ヘンリー・ヒュースケンの日記より
「いまや私がいとしさを覚えはじめている国よ、この進歩はほんとうに進歩なのか? この文明はほんとうにお前のための文明なのか? この国の人々の質樸な 習俗とともに、その飾りけのなさを私は賛美する。この国土のゆたかさを見、いたるところに満ちている子供たちの愉しい笑声を聞き、そしてどこにも悲惨なも のを見いだすことができなかった私には、おお、神よ、この幸福な情景がいまや終わりを迎えようとしており、西洋の人々が彼らの重大な悪徳をもちこもうとし ているように思われてならないのである」(221頁、1857年12月7日、江戸でハリスとヒュースケンが米国大統領の親書を手渡すために将軍(大君)と 「対等の立場で」謁見したときの感想)