記事入力 : 2013/05/12 09:13
タクシー乗車拒否、摘発にもどこ吹く風
「乗車拒否だって? 証拠はあるのか、この野郎」
3日午前0時すぎ、ソウル市の江南駅交差点。
タクシーの行く手を遮ったソウル市交通指導課の職員に対し、運転手が食って掛かった。
運転手は近距離を乗車しようとした女性客を乗せなかったとして摘発された。
このタクシーを利用しようとした女性(20)は「目的地を告げると、タクシーはドアをロックしたままで走り去った」と主張したが、
運転手は乗車拒否の事実を最後まで認めようとしなかった。
運転手は約40分間にわたり暴言を吐き続け、市職員と女性を脅すような態度を取った。
ソウル市は今月1日にドアをロックしたり、
故意に「空車」表示を消したりして乗車を拒否するタクシーの特別取り締まりを実施している。
本紙は2日夜から3日未明にかけ、ソウル市の江南駅、弘大入り口駅、鍾路で取り締まり班に同行した。
同夜の取り締まりではタクシー30台余りの乗車拒否が摘発されたが、それを正直に認める運転手はほとんどいなかった。
取り締まり班の市職員(62)は「乗車拒否であれ、表示違反であれ、事実を認める運転手は100人中1-2人だ。
食事に行く途中だとか、交代のために移動中だなどとうそをつくケースが大半だ」と説明した。
取り締まり担当者が前方を遮っても、運転手がスピードを上げて走り去る危険な光景が相次いだ。
午前0時半ごろ、弘大入り口駅前の道路では、乗車拒否を摘発された運転手が摘発通知書を奪い取るため市職員に走り寄った。
その過程で市職員は運転手と肩がぶつかり、市職員は口の中を切って出血した。
取り締まり班は「こんなことをすれば逮捕されるぞ」と告げたが、運転手は「生きていくのも嫌なぐらいだ。逮捕も上等だ」と開き直った。
ソウル市が最近取り締まり対象に含めた表示灯改造タクシーも、摘発された。
2日午後10時すぎ、鍾路で乗客が乗っていないにもかかわらず、タクシー表示灯が消えたタクシーが見つかり、取り締まり班が停車させて調べたところ、
表示灯ボタンが改造されていた。
長距離客を選んで乗せるため、表示灯を自由に消せるように改造したものだった。
運転手は「入社時からこうなっていた」と話した。3日午前0時ごろ、
弘大入り口駅で表示灯を消したまま走っていて摘発された運転手は「表示灯が故障している」と説明したが、
表示灯が点灯可能なことを指摘されると「乗客を降ろして、すぐにつけるのを忘れた」とごまかした。
取り締まり班は市民とも口論になる場面があった。
乗車拒否を摘発後、行政処分を行う間、市民からは「早く処理して、別の車を取り締まれ」とせかした。
午前0時半ごろ、江南駅では酔っ払い客が乗車拒否摘発通知書を受け取ったタクシーに乗ろうとした。
取り締まり担当者は「別のタクシーをつかまえるから」と告げると、
酔っ払い客は「俺に何の用だ。この車に乗るといったら乗る」と、タクシーのドアを押さえて5分間も抵抗した。
取り締まり担当者(62)は「暴言を吐き、胸ぐらをつかむ運転手が数えきれない上に、
乗車拒否のタクシーを捕まえた場面で、なぜ乗せないのかと抗議する市民も多い。
体よりも精神的につらい」と漏らした。
ソウル市は年初来でタクシーの乗車拒否、表示違反、乗り場の秩序違反など2102件を摘発した。
市による乗車拒否摘発件数は、2009年が2105件、10年が5605件、12年が6225件と増加の一途をたどっている。
乗車拒否の事実が認められた場合、過料20万ウォン(約1万8000円)の処分を受ける。
郭来乾(クァク・レゴン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
朝鮮の通常運転ですねw