韓国でも長引く深刻な不況で、家がなくあちこち渡り歩く「居住難民」いわゆるホームレスが急増している。
特に、異常気象で氷点下10度にもなる今年の冬は、仕事を失い行くあてのない人々が、都市郊外のひと気のない地下コーヒーショップや漫画喫茶などで夜をあかしている。
韓国の長引く経済不況は「家族解体」という副作用をもたらした。そのため韓国人の離婚率が世界第2位になった。離婚の理由は、夫の突然の失業や女性の経済活動の活発化、それに伴い高くなった女性の社会的地位である。
2000年代に入ると、これまでとは異なり、がまんして暮らす女性たちが著しく減少した。また、たとえ非正規のパートタイムでも、女性が働ける場が増え た。これまでのようにひたすら夫の給料に頼って、自分の人生をゆだねる環境から脱し、「自立(離婚)」まで夢見れるようになった。
問題は、こうした家族解体が社会的に多くの問題を引き起こしていることだ。特に男性は一瞬にして奈落の底に落ち、目的意識を失って人生を放棄することもある。離婚を経験したかなりの男性が失意のうちに、アルコール依存症に陥ったり、乱暴な性格に変わるケースが多いという。
さらに長引く不況が、彼らの「再起」まで足を引っ張っている。大企業の社員から中小企業に、さらには日雇い労働者にまで転落し、最終的にはその仕事さえ失って街を彷徨う人々が多いのだ。
それだけではない。大学を卒業したばかり、あるいは休学をして就職先を探そうと地方から上京してきた若者たちまで、適当な住居がなくソウルの街を彷徨う人々が何と100万人に達するという実態を、SBS放送が13日夜のニュースで報道した。

韓国の考試院 こんな部屋でも路上よりはいい。