「日本は過剰反応だ」琉球帰属論文の中国研究者
【北京=五十嵐文】中国共産党機関紙・人民日報に、琉球(沖縄)の帰属は未解決だとする論文を共同執筆した中国社会科学院の李国強研究員が23日、読売新聞のインタビューに応じた。李氏は沖縄について「かつては独立王国だったが、日本が武力で併合してから130年以上が経過し、すでに日本の一部となった」と述べ、歴史的に問題はあるものの、現在の沖縄への日本の主権は認める考えを示した。
#rect-l{position:relative;left:-5px}李氏は「(問題は)琉球を含む侵略の歴史を、安倍政権が認めることができるかだ」と指摘。「侵略」の定義を巡る安倍首相の一連の発言などを踏まえ、論文は、首相の歴史観が「不正確で無責任だ」と強調する狙いだったことを明らかにした。
日本政府が抗議したことに関しては「過剰反応だ」と指摘。「我々の文章について、いかなる組織からの指示もない」と述べ、中国共産党・政府の関与を否定した。人民日報系の環球時報など一部メディアやネットで、「沖縄奪還論」などの論調が広がったことについては、「沖縄の将来に中国は直接関係ない」と同調しない考えを示した。
(2013年5月24日09時15分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130523-OYT1T01185.htm?from=main4