国際機関「韓日中三国協力事務局(TCS)」の新事務局長に就任した岩谷滋雄氏(62)=写真=は先週、本部のあるソウルに到着するとすぐに、携帯電話番号を記した名刺200枚を作った。直前まで駐オーストリア日本大使を務めた経歴40年のベテラン外交官だが、韓国での勤務は初めてだ。「まずは韓国語を学ばなければ。できるだけ多くの人と会い、話を聞きたい」と、韓国勤務に意欲を見せている。
岩谷氏は今月1日付でTCSの2代目事務局長に任命された。TCSは韓日中が「北東アジアの共栄」という目標の下、2011年に設立した国際機関だ。事務局長の任期は2年で、3カ国が持ち回りで務める。岩谷氏は一橋大学法学部を卒業し1973年に外務省に入省、軍縮や国民保護に携わった。また、駐ホノルル総領事や駐ケニア大使などを務めた。
岩谷氏は「3カ国は世界経済全体の25%を占めているため、3カ国の協力は地域だけでなく世界的にも重要だ。2国間関係では難しい問題が生じているが、未来志向的に協力、発展していけるように努力する」と決意を語った。
同氏は難しい時期に赴任した。TCSが手掛ける最大の事業であり、2008年から毎年開催されてきた韓日中首脳会議が、今年は日程さえ決められずにいる。韓日、日中間の歴史や領土をめぐるあつれきが主な原因だ。岩谷氏は「事務局の存在意義を示すためにも、できるだけ早い首脳会議の開催を期待する」と語った。
まだ家を契約しておらず、現在はホテルに滞在している。韓国の印象については「食べ物もおいしく、人も親切だ」と話した。クラシック音楽鑑賞が趣味という岩谷氏は「一緒に公演に出掛ける友人をたくさん作りたい」と語った。
パク・スチャン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/09/03/2013090301440.html