武闘派ベンツ、生きていた 失踪のボスザル発見 高崎山

保護されたベンツ=1日午後3時5分、大分市の高崎山自然動物園

保護されたベンツ=1日午後3時5分、大分市の高崎山自然動物園
【伊藤稔】行方不明になっていた高崎山自然動物園(大分市)C群のボスザル「ベンツ」(推定35歳)が1日、高崎山から約6キロ離れた大分市の住宅地で失踪から17日ぶりに保護された。人間なら100歳を超す高齢で、生存すら危ぶまれていただけに、関係者はほっとしつつも驚いていた。
約1400匹のニホンザルがすむ高崎山で二つの群れのボスを歴任。他群との抗争の先頭に立ち、メスを巡ってボスの座を追われるなど、数々の伝説を持つ「男の中の男」(職員)。園は計3回も捜索隊を山中に派遣していた。
見つかったのは、高崎山の東に位置する市中心部に近い住宅地。1日朝、「ゴミステーションにサルがいる」と住民から通報があった。幼稚園や小学校に出没したり、木に登ったり。1時間ほど逃げ回ったが、動きが遅く、最後は市職員が捕まえた。
捕獲時は元気な様子で、ピーナツをむしゃむしゃと食べたという。園は「高齢で群れの動きについて行けず、迷い込んだのではないか」とみる。園職員の木本智さん(45)は「群れのナンバー1が住宅地で見つかるなんて聞いたことがない。秋なので山の恵みを食べて生きていると信じていた」と喜んでいた。
http://digital.asahi.com/articles/SEB201310010024.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_SEB201310010024