壇蜜さんなどのテレビ番組が「日本の日常」
日本の一般的な?タレントの壇蜜さん(5月撮影)
こうした話題は、韓国のネット上ではそれこそ日常茶飯事のように交わされている。
たとえば「エロスの女王」壇蜜さんが水着姿で出演したテレビ番組のキャプチャー画像が張り付けられ、「一般的な性進国のトークショー」。お色気を前面に打ち出した異色の温泉番組として知られる「温泉に行こう!」(CSフジ1・2・NEXTなど)が「一般的な温泉の紹介番組」。ロリータ系の成人漫画誌「LO」が「一般的な雑誌」。「一般的な痴漢のレベル」として紹介されるのは、側溝にもぐりこんでスカートの中身を覗いた珍事件の犯人――と、枚挙に暇がない。果てはCSのアダルト系放送局主催の、募金すればセクシー女優の胸をもめる「おっぱい募金」が「日本の一般的な寄付文化」とまで言われると、「いったいどんな国だ!」とツッコミを入れたくなる。
極端な事例がほとんどとはいえ、これらの話はどれもいちいち「事実」なだけに、日本としては今一つ正面から反論はしにくい。
「サスガ」「スゴイ」という日本語が流行
韓国はエロに対してはかなり「お堅い」お国柄で、たとえばアダルトビデオなどへの規制は日本より圧倒的に厳しく、テレビでも、人気ガールズグループ・KARAが「ヘソ出し」衣装を着ただけで出演NGになったことさえある。
そのため日本のAVはまさに垂涎の品で、声高に「反日」を叫ぶユーザーに、「じゃあ、お前は日本のAV見ないの?」との茶々が入る――というような場面もまま見られる。「日本=性進国」というイメージは、どうやらこの辺から来ているらしい。
そんな韓国ネチズンにとって、「性進国・イルボン」はからかいの対象であるとともに、ある意味で「憧れ」の国だ。性進国の話題が出れば、日本人の「スケベ」ぶりを揶揄するような書き込みとともに、「我が国も模範にしなければ」といった叫びが、皮肉半分、本気半分に上がる。最近では日本語をそのまま輸入して、
「サスガ!」
「スゴイ!」
と書き込むネチズンさえいるほどだ。「イルボン」と「GOD(神)」を併せた、「ガッボン」という「日本賛美」の言葉も生まれている。皮肉として使われることも多いため額面通りには受け取れないが。