【産経抄】
晶子に賛成 6月20日
2014.6.20 03:12 [産経抄]先日、愛知県津島市で未発表の短歌が見つかり、歌人の与謝野晶子が再び脚光を浴びている。晶子は実は、100編近い童話も残した。
▼「ほんとに貧乏でしたから、玩具は買ってもらえなかった」。長男の光さんは、幼い頃をこう振り返る(『晶子と寛の思い出』)。夜、子供たちが寝る頃になると、床の中に入って即興のおとぎ話を聞かせてくれた。翌日それを書き直して、作品にしていたらしい。
▼晶子には、光さんを頭(かしら)に11人の子供があった。それでも、仕事のペースが落ちることはなかった。「やは肌のあつき血汐(ちしお)にふれも見で…」。一世を風靡(ふうび)した名歌の数々は、今も輝きを失わない。詩や小説を書き、「源氏物語」をはじめとする古典の現代語訳に取り組み、評論活動にも力を注いだ。八面六臂(ろっぴ)の活躍で、収入の少ない夫の鉄幹(寛)を助けて、火の車の家計を支えた。
▼「お札の顔ぶれをそろそろ変えてみてはどうか」。正論欄で、文芸批評家の新保祐司さんが提言していた。五千円札の肖像に、今の樋口一葉に代わって晶子を採用するのは、大賛成である。
▼平成26年版「少子化社会対策白書」によると、25~29歳の未婚率は30年前に比べて男性は16・7ポイント、女性は36・3ポイントも増加していた。また結婚しても出産に踏み切れない女性の多くが、「子育てや教育にお金がかかりすぎる」ことを理由に挙げている。子育てと社会進出を両立させようとする、女性たちの応援団長として、晶子ほどふさわしい人物はいない。
▼光さんによると、夫に先立たれた晶子は、毎日泣き暮らした。世の中の男たちは、お札の晶子の肖像を目にするたびに、こんなメッセージも受け取ることになる。「私のような女に、惚(ほ)れられてみなさい」
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140620/trd14062003120002-n1.htm
今朝は
どの新聞も
ギリシャ戦
ばっかり<;`∀´>