豪政府でさえ勝つとは思っていなかった先般のICJでの捕鯨訴訟で日本は想定外の敗訴をした。
この心理的影響は大きい。
もちろん韓国が乗るとは思えないが、単独提訴であってもこれまで以上に慎重にならざるを得なくなった。
類似領土紛争問題での最近のICJの判断は実効支配側に有利なものが続いている。
日本政府は自国の固有領土で韓国に不法に占拠されていると言いながら50年以上もICJに訴えることすらやっていないだけでなく、奪還のための意義のある積極的な行為をなんらなしていない。
片や韓国は灯台建設をはじめ船舶接岸施設の拡充に観光のための宿泊施設建設、さらには民間人の常住など実効支配を対外的に誇示する諸活動を倦むことなくやってきた実績がある。
日本政府は時効阻止のための異議申し立てを毎年やっているから韓国領土ではなく韓国の努力は実効支配を示すものではないという日本人は多い。 だがそのような形骸化したといってもよい形式的な抗議がICJに果たして評価されるかは予断を許さないのだ。
だが戦争をやってまで取り返すほどの価値がある島かというと、明白にない。勘違いしている赤組もいるようだが竹島は日米安保の完全な適応外である。 なので、力ずくで取り返そうとするなら日韓のガチ対決になる。だが戦争をやってまで争奪戦をやるほどの価値がある島かというと、韓国はともかく既にEEZの基点としている日本には経済上でも軍事的利用価値の面でもあえて戦争に訴える益はない。
竹島はこれからも日本人の喉につかえる島でありつづけるだろう。