昨年、国史編さん委員会の検定を通過した高校の韓国史教科書8点のうち、4点が女性独立運動家・柳寛順(ユ・グァンスン)について取り上げていないことが分かり論議を呼んでいる中、日本の小中高の検定教科書にはその抗日運動記録が詳細に記述されていることが明らかになった。
本紙が1日、柳寛順烈士記念事業会を通じて入手した日本の教科書では、1919年の独立運動「三・一運動」に言及する際、柳寛順について同運動を主導した人物として説明している。1999年に大阪書籍が発行した小学校6年生の社会科教科書には「1919年3月1日、ソウルで独立万歳運動が起きると、16歳の学生だった柳寛順は故郷に戻り、村々を回ってソウルの独立運動について語りながら『私たちも立ち上がろう』と訴え、『アウネ(地名)万歳運動』を主導した」「日本軍に捕まった柳寛順は『日本人は私たちを裁く権利がない。罪人として審判を受けなければならないのは日本人だ』と法廷で訴えた」と記述されている。
実教出版が昨年発行した高校の日本史教科書は「柳寛順は投獄され、1920年10月に16歳でシ亡した」と説明、ソウル・タプコル公園にある三・一運動独立レリーフについては「日本の武力弾圧を象徴的に描いている」と記述している。
このほか、清水書院・東京書籍・帝国書院・日本文教出版などが発行した中学校教科書にも柳寛順について言及している内容がある。
韓国の教科書は、教育部(省に相当)が執筆陣を構成・作成する国定教科書、出版社が執筆陣を独自に集めて教科書を作成し、教育部の承認を受ける検定教科書、市・道の教育監(教育庁〈教育委員会に相当〉トップ)の承認を受けて使用可能となる認定教科書に分けられる。小学校の歴史教科書は国定、中高の教科書は検定システムにより決められている。
規定上、検定教科書を作成する執筆陣に対し、柳寛順ら特定の人物を含めるよう強制はできない。教育部は検定教科書の執筆者が従うべき執筆基準を示しているが、この基準は特定の人物を記述せよといった具体的なものではないからだ。
しかし、柳寛順のように抗日運動で重要な位置を占める人物を教科書で全く取り上げないのは完全なミス、あるいは左派偏向的な意図があるとの見方もある。柳寛順烈士記念事業会のクァク・チョンヒョン会長は「日本の教科書にも記述されている柳寛順の抗日運動の記録に韓国人が目を向けないのは、独立運動の歴史を歪曲(わいきょく)しているのも同然」と話している。
プレミアムニュース部= キム・アサ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/09/02/2014090201528.html
え?ほんとうに日本の教科書に出てるんですか