日中首脳会談 南シナ海問題で懸念伝える
7月15日 18時54分
動画を再生する安倍総理大臣は、15日午後、訪問先のモンゴルで中国の李克強首相と会談し、国際的な仲裁裁判の判断を中国が受け入れていないことなど南シナ海を巡る問題について、懸念と「紛争を平和的に解決する」という日本の立場を伝えました。
ASEM=アジア・ヨーロッパ首脳会議に出席するため、モンゴルのウランバートルを訪れている安倍総理大臣は、15日午後、中国の李克強首相とおよそ30分間、会談しました。日中首脳会談は、去年11月に韓国のソウルで日中韓の3か国の首脳会議に合わせて行われて以来、8か月ぶりです。
この中で、安倍総理大臣は、国際的な仲裁裁判の判断を中国が受け入れていないことなど南シナ海を巡る問題について、懸念を伝えるとともに「わが国は従来より、法の支配のもとで、紛争を平和的に解決していく重要性を指摘してきたところだ」と述べました。
また、安倍総理大臣は「日中間には依然として難しい問題があるが、共通の課題に前向きに取り組みたい。イギリスのEU離脱問題もあるなか、世界経済が危機に陥らないよう協力していきたい」と述べました。そのうえで、「世界経済の先行きが不透明な中、李首相が構造改革を含め、中国経済のかじ取りを行っていることを評価する。ことし9月のG20サミットに向けて、経済面の連携を強化したい。マクロ経済や財務、金融、省エネ、環境などの分野で具体的な協力を打ち出したい」と述べ、経済分野での協力強化を求めました。
これに対し、李首相は「イギリスのEU離脱の影響で市場に変化が起こっているが、日中が協力して金融危機が再来することがないよう、きちんと対応していきたい。日中の大きな方向性を把握したうえで互いに協力して戦略的互恵関係を達成していきたい」と述べ、世界経済の安定に向けて協力していくことで一致しました。
さらに、安倍総理大臣は日本人7人が殺害されたバングラデシュでの人質事件に触れ、「テロを断固として非難する。テロがアジアに浸透しないように根絶に向けて中国を含む国際社会と一層連携を深めていきたい。今回のニースの事件も決して許されない」と述べました。
これに対し、李首相は「グローバルなテロの脅威に日中が協力して対応すべきだ」と応じ、両首脳はテロ対策でも協力を強化していくことで一致しました。
中国外務省「日本側の反応間違っている」
ウランバートルで安倍総理大臣と李克強首相との首脳会談が行われたことについて、中国外務省の陸慷報道官は15日の定例の記者会見で、「両国の首相は意見の違いを適切に処理し実務的な協力を進め、両国の関係改善の流れを保つために意見を交わした」と説明しています。そのうえで、陸報道官は「仲裁裁判の判断に対する日本側の反応が、南シナ海の周辺国以上にかなり高ぶっているが、その方向は間違っている。会談の機会があれば、安倍総理大臣に対してどこが間違っているのか指摘することができる」と述べ、仲裁裁判の判断を受けた日本政府の言動に対する強い不満を示しました。
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クネも来ているようだが、お呼びではないようだ。www