南シナ海問題で無法国家の牙を露わにした中国、韓国はそれでも追従するのか
ついに中国は戦争への道を歩み始めたのではないか、という「強い懸念」(現代ビジネス)中国は6月13日、判決について「無効で拘束力がない」とする白書を発表した。外務次官は「判決は紙くず」と酷評している。判決前も戴秉国・前国務委員が同じ言葉を使って批判していたので、中国はどうやら「判決は紙くず」論で片付ける作戦のようだ。
日本や米国、オーストラリアなどは中国に判決受け入れを求める声明や談話を出している。こちらも予想通りの展開である。主権の主張や人工島建設がいくら国際法無視の行為であっても、だからといって日米などに法を守らせる強制力はない。
あくまで違法行為を非難する国際包囲網を築いて、中国に圧力を加えていく。米国は軍が南シナ海を定期的にパトロールして、中国の主張を実態的に崩していく。これに日本など各国も海と空から支援していく。当面はこれ以外の方策はない。 (中略)
なぜ、それほど縄張り拡大に執着するのか。そこは諸説がある。
たとえば、軍事専門家は南シナ海を確保できれば、米国を射程に収める弾道ミサイル(SLBM)の発射可能な潜水艦を配備できるから、圧倒的に中国有利になる、という。いざ戦闘となれば、潜水艦は人工島よりもはるかに敵に探知されにくい。
経済専門家は南シナ海には天然ガスや原油など無尽蔵の資源が眠っているからだ、という。エネルギー資源輸入国である中国にとって、自国の支配圏からエネルギーを入手できるようになれば、経済発展だけでなく安全保障にとっても大きな利点になる。
いずれもその通りだろう。だが、私はもっと単純に彼らは「自分の縄張りを大きくしたいのだ」と理解すればいいと思っている。ようするに、ヤクザと同じである。
ヤクザは縄張り拡大が即、利益拡大と思っている。それと同じで、習政権も「縄張り拡大が国益拡大」と信じているのだ。こういう考え方は、私たちとはまったく違う。日米欧をはじめ民主主義国は世界が相互依存関係にあることを理解している。
自分の繁栄は相手の繁栄あってこそ。自国にとって貿易相手国の存在が不可欠であり、逆もまた真なり、と信じているから、互いの平和的関係を強化していく。そこでは平和と繁栄は一体である。だが、中国はそう考えていない。
「オレはお前の縄張りを尊重するから、お前もオレの縄張りを尊重しろ」。中国はそれが共存共栄と考えているのだ。けっして相互依存関係にあるとは思っていない。相手に隙あらば自分の縄張りを拡大したい。いま南シナ海で起きているのは、本質的にそういう事態である。 (中略)
日本の新聞やテレビはおずおずとして、はっきり言わないから、私がこのコラムで言おう。いま中国は戦争への道を走り始めたのではないか。まさに「歴史は繰り返す」である。そうならなければいいが、ならない保証はどこにもない。
(引用ここまで)
いくつか戦前の日本についての認識について文句は言いたいものの、全般的にはいい記事です。
戦争への第一段階はすでに過ぎたと見るべきでしょう。
中国は、というか中国だけがいまだに自国の領土範囲(領土面積)を確定していない、という記事を週刊アカシックレコードで読んだのはだいぶ前のことになります。
もちろん、それは「これからも各国の領土領海を奪っていく」という宣言に他ならないのですが。
中国共産党は戦後から長い雌伏の時を経て、ようやく他国の領土を奪えることができる実力を得ることができるようになったのです。
チベットは簡単に手に入れることができても、その他のすでに国として成立している場所には手が出せなかった。「楽な相手」と思っていたベトナムにすら撃退された。
それ以降、経済力を高め、かつ中堅以上の(一部では一流の)科学力こそが力となることを認識して、牙を研いできたのです。
国力が高まったからこそ、全方位に牙を剥いているように見えるだけで戦後、中国共産党の傾向というものは毫ほども変わっていません。
さて、ここまでこのエントリも、そしてこの記事も韓国のことはかの字も書いていないのですが。
いま、韓国に問われているのはこの孤立する超覇権国家中国に対して、どう対応するかなのです。
アメリカから加入を考えろと言われていたAIIBに加入し、格付けすらされていない債権を購入させられる。
天安門で中露韓のスリーショットが撮影される。
安重根記念館を建ててもらって舞い上がる。
防衛の必要上から在韓米軍にTHAADミサイルの配備をすれば、2日連続で駐中韓国大使が呼ばれて抗議される。
このように中国とのつきあいが濃厚である韓国は、この記事にあるような「戦争に明日突入してもおかしくない中国」に対してどう対応するのだ、ということが問われている……というか問われ続けてきたのです。
アメリカ大統領から「中国にもの申せる国になれ」と言われ、副大統領からは「アメリカの逆側に賭けることはよくない」と韓国に対して言い続けてきた。
そんな状況を韓国では「もてもてで困る」なんて言ってましたね。
そんな風に中国とともにあるという素振りを延々と続けてきたせいで、アメリカはとうに韓国という国をあきらめているように思えます。
その象徴が在韓米軍がTHAADミサイルを配備しても、配備場所はソウルを迎撃範囲に含めていないってことではないでしょうか。
韓国自身は振り子のようにあっちに行っても、こっちに戻ってこれると思っていた。でも、中国は一度振れた振り子を縫いつけて動けないようにしている。
アメリカも、そして日本もそれを認識している。
実はすでにからめ取られていることを韓国が自覚していないっていうだけなのです。
週間アカシックレコードのメルマガ最新号が「舛添と韓国学校」であるのが気になるなー。購読しようか迷う。
http://blog.livedoor.jp/rakukan/archives/5075516.html