韓国領事館近くで街宣 在日コリアン排斥や日韓国交断絶を訴え 大阪
大阪市の韓国総領事館近くで行われた、在日コリアンの排斥などを訴える街宣活動(右奥)と抗議する在日コリアン側(手前)=17日午後
大阪市中央区の御堂筋沿いにある韓国総領事館近くで17日、在日コリアンの排斥や日韓の国交断絶などを訴える街宣活動が行われた。同市では今月1 日、ヘイトスピーチ(憎悪表現)の抑止策を定めた全国初の条例が全面施行されたばかり。反対派も集まり抗議を行うなど、周辺は一時騒然となった。
街宣は、市民団体「行動する保守運動」の関係者がインターネット上で「大嫌韓街宣」と呼びかけ実施。この日は、午後3時ごろから約10人が国旗や旭日旗、拡声器を手に「迷惑な隣人とは手を切ろう」「韓国人は出ていけ」などと主張を展開した。
これに対し、「カウンター」と呼ばれる反対派のメンバーらが「ヘイトスピーチを止めろ」「レイシスト(差別主義者)は帰れ」などと、拡声器を使って怒号を上げた。
現場は、デパートや飲食店が立ち並ぶ繁華街。双方のグループは、総領事館向かいにある歩道上で警備に当たった数十人の警察官を挟んで向かい合い、約1時間半にわたって大声で罵声(ばせい)を浴びせ合った。
もみ合いになって警察官に制止される場面もあり、居合わせた観光客や買い物客は、困惑した表情を浮かべて足早に立ち去った。
街宣を受けて反対派は、条例に基づき市に被害申し立てを検討するとみられる。