日本人連続受賞を手放しで称賛する韓国メディアの本音は…根深き「ノーベル賞ほしい病」の実態
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ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まり、安倍晋三首相から電話で祝福され笑顔を見せる東京工業大の大隅良典栄誉教授=3日、東京都目黒区(福島範和撮影)
韓国の主要紙がそろって社説で日本を手放しでたたえるというまれな現象が起きた。ノーベル医学・生理学賞の日本人受賞が決まり、日本人のノーベル 賞受賞は3年連続で25人目となることを受けたものだ。韓国メディアは、連続受賞の「秘訣(ひけつ)」を探り出そうとし、翻って自国が科学分野での受賞が ゼロなのは「短期成果主義」にあると政府の政策や社会風潮を批判する。「ノーベル賞ほしい病」と自嘲するほど、ノーベル賞という“成果”にとらわれすぎて いるのはメディア自身のように思えるのだが…。
萎縮するシーズン到来「政府と科学界は恥を知れ」
「世界10位圏の経済強国の韓国は、ノーベル賞シーズンになると萎縮する」
今年のノーベル医学・生理学賞を、東京工業大の大隅良典栄誉教授(71)が受賞することが決まり、韓国大手紙の中央日報は5日、このような書き出しで始まる社説を掲げた。
金大中(キム・デジュン)元大統領の平和賞受賞を除き、科学分野で受賞ゼロという自国の状況について、「韓国は、隣国の祭りを見物ばかりする状況だ。受賞どころか、候補リストにも挙がっていない」と嘆く。
東亜日報は「世界が賛辞を贈る日本の科学技術の底力を目の当たりにし、韓国の現実はみすぼらしい」と自国の現状について、社説でさらに辛辣(しんらつ)に論じた。
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日本との歴史問題で持ち出される「正しい歴史」という言い方のように、韓国では、自分側に都合のいい価値観一色に染めようとする風潮が根強い。周 囲から「正しい」と思われなくても、自分が好きなものに没頭するという「オタク文化」が日本のようには社会的に認知されにくい。
ノーベル 文学賞に関して、朝鮮日報はコラムで、韓国人詩人の高銀(コ・ウン)氏がなかなか候補の上位に浮上しないことへの世間のいらだちに触れ、韓国の「ノーベル 賞ほしい病」について記した。その中で、米文学評論家の「高銀氏は毎年、ノーベル文学賞候補に名前が挙がるが、彼の詩は韓国であまり読まれていない」とい う皮肉混じりの見方を伝えた。
「ノーベル賞」ばかりをほしがるが、それを支える国民的土壌が未成熟だと言いたいのだろう。
ただ、その社会を映すメディア自体はどうなのか。ライバル視する日本人が受賞したからといって、日ごろの“日本たたき”はどこ吹く風で、主要紙が「右向け右」と、一斉に同じ論調を掲げるのも一種異様な情景だ。
「こうあらねば」という「べき論」にがんじがらめにされた画一主義から脱し、「ノーベル賞ほしい病」を真っ先に治癒すべきは、メディアなのかもしれない。(外信部記者)
http://www.sankei.com/premium/news/161009/prm1610090012-n1.html
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