航空自衛隊南西航空混成団司令を務めた佐藤守・元空将はこう語る。
注目の発表は、国防総省のウォーレン報道部長が行った。
第1機甲戦闘旅団は1965年から駐留しており、ウォーレン氏は
同旅団を「朝鮮半島の防衛に不可欠な役割を果たした」と語った。
一般的に、米軍の機甲戦闘旅団は、戦車や戦闘車を持つ実戦部隊で4、5000人規模。
北朝鮮に対峙する在韓米軍は現在、約2万8000人だけに、今回の変更は小さくはなさそうだ。
ローテーション配備となる最初の交代要員として来年6月、テキサス州の第2戦闘旅団の
約4600人を派遣する予定という。
米軍は財政難から陸軍現役兵力の大幅な削減に取り組んでいる。
在韓米軍についても組織再編を進めているが、背景はそれだけではなさそうだ。
前出の佐藤氏は「米軍は湾岸戦争(1990~91年)ごろから、在韓米軍の縮小・撤退を考えていた。
当時、米軍のトレーラーに韓国の女子学生が巻き込まれてタヒ亡する事故があり、韓国全土で
激しい反米運動がわき起こった。
私が在韓米軍幹部に
『米軍は韓国から撤退したらどうだ?』
と聞くと、幹部は
『日本を守るために米軍は韓国にいる』
と答えた。 つまり、
『日本がOKなら撤退したい』
と受け取れた」と証言する。
現に、ブッシュ政権時代には、在韓米軍の全面撤退も検討された。こうした流れは続いている。