慰安婦問題「平和的に解決を」 米副大統領、韓国に要請
ソウル=牧野愛博
2017年1月8日05時09分
続きから読む米国のバイデン副大統領が6日、韓国の大統領権限を代行する黄教安(ファンギョアン)首相と電話で協議し、慰安婦問題をめぐって再び険悪になった日韓関係について「日韓両国が平和的な外交で問題を解決してほしい」と要請した。米韓関係筋が明らかにした。バイデン氏は同日に安倍晋三首相とも電話で協議しており、米国が日韓の亀裂を深刻にとらえたことを示す動きとみられる。
バイデン氏は黄氏に「東アジアの安保環境が厳しいなか、日米韓が協力すべきだ」と訴え、日韓の協力の重要性を説いたという。
この直前、釜山の日本総領事館前に慰安婦問題を象徴する「少女像」が設置された問題をめぐり、ワシントンにいた日米韓の高官の間でやりとりがあった。
杉山晋輔外務次官がブリンケン米国務副長官に対し、日本側が深刻に受け止めている状況を韓国に伝えるよう要請。駐韓大使の一時帰国などの日本の対抗措置も伝えたという。韓国の林聖男(イムソンナム)第1外務次官もブリンケン氏に、韓国外交が苦境に立たされている状況を日本に伝えるよう求めた。
これを受けて米国が「高いレベルで両国に懸念を伝える必要があると判断したようだ」と、米韓関係筋は語る。6日に日本が対抗措置を発表することを意識して、日程が合わなかったオバマ大統領に代わり、バイデン氏が日韓首脳に米国の考えを伝えたという。
米国の要請を受け止めた韓国は6日夕方、尹炳世(ユンビョンセ)外相が長嶺安政・駐韓大使を外交省に呼んだ際、日本の対抗措置を遺憾とする考えを伝える一方、日韓関係維持を望むことを伝えた。尹氏は北朝鮮や中国情勢を挙げ、安全保障面での協力を強化したい考えも伝えた。長嶺氏は尹氏の訴えを「本国に報告する」と伝えたという。
中国は最近、韓国の次期大統領選を見越し、米軍の高高度ミサイル迎撃システム(THAAD)の韓国配備を思いとどまらせるよう、非公式に韓国政界などに働きかけている。
一方、日韓関係筋によれば、長嶺大使と森本康敬・釜山総領事は10日ごろに一時帰国し、11日にも安倍首相や岸田文雄外相らに日韓情勢を報告する見通し。(ソウル=牧野愛博)
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朝日新聞がこう書くということは、バイデンが韓国を叱ったな。w