
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/286890/www.meti.go.jp/hakusho/tsusyo/soron/S31/00-02-03.html
国 別 動 向
1.東アジアおよび東南アジア諸国
(1)大 韓 民 国
55年における韓国との貿易は動乱後最悪の状況にあり輸出は39百万ドル輸入 は9.5百万ドルで前年に比し輸出は29百万ドルの源であつたが輸入はわずかな がら著加した。このうち清算勘定を通ずる分は為替統計によると輸出6.8百万 ドル輸入6.2百万ドルで輸入は前年と大差はないが輸出は実に25百万ドルも著 減している。清算勘定による輸出の減少は韓国における対日輸入権方式が前年 に引続き実施されたのと55年8月以降の全面的対日通商断交処置による。輸入 がわずかながら増大したのは鮮魚,黒鉛,およびマンガン鉱が増加したからで ある。このほか韓国は米ドル現金で約5百万ドルの日本品を買付けているが, これは主として機械類である。なお,輸出のうち約28百万ドルは援助資金によ る買付であり,機械,セメント,鉄鋼製品,肥料などがその主なものである。
韓国との貿易は政治的な問題が未解決なため経済面よりしては解決できない 問題が多い。7月における奢移品の対日輸入停止および共産圏と取引を持つ商 社に対する輸出入許可停止に次ぐ8月の通商断交措置は政治的諸問題と密接に 通関するものといえよう。
対日通商断交措置は10月に既契約分に限り解除され56年1月に正常に復し た。清算勘定による輸出はおおむね月600千ドルのペースで推移したが,韓国 の対日通商断交により為替統計によると9,10,11月はそれぞれ72千ドル7千 ドル170千ドルと大巾に減少し12月にはじめて788千ドルに回復した。
韓国の経済は主として農業に依存しておりその生産はどうやら国内需要を充 足する域に達したものの鉱工業生産は電力不足を主因として一向に振わず財政 は巨額な軍事支出のため赤字を続け,このため通貨膨脹を来し慢性的インフレ となつている。ここにおいて韓国政府は55年8月為替公定レートを従来の1ド ル180ホワンから一挙に、500ホワンに切下げた。日韓清算勘定の帳尻は53年7 月以降の未払分を含めて55年12月末現在47百万ドルにおよぶ日本側の出超で, スウイツチ貿易や米の輸入による回収が企図されたがいずれも失敗に終つた。
56年1月に至り韓国は対日貿易を再開したが,今後の対韓貿易の正常発展化の ためには韓国物資の買付けに努力する必要があろう。
結局、通商断交は日本側には何の損害も与えず、韓国側に大きな損失を与えて、李承晩が勝手に撤回したw
次の大統領も李承晩の真似をして日本と通商断交したら面白いです。1955年当時は硫黄が日本から入らなくなって化学工業が打撃を受けたらしいですが、今ならシリコンウェハー、液晶パネル用のマスクやら液晶やら、レアガスやら、他から同じ価格で買えないものばかりですからw