北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射は最短4月下旬か 金正恩氏の精神状態が焦点
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金正恩朝鮮労働党委員長(中央)は大陸間弾道ミサイルの発射に踏み切るのか(ロイター)
4月下旬は、ハワイ旅行を控えた方が良いかもしれない。そう感じるのは、朝鮮労働党の金正恩委員長による国民向け新年の辞の影響だった。金委員長は宣言した。
「大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験への準備は『最終段階』に入った」
金委員長の言葉を懐疑的にみる安全保障関係者は、徐々に少なくなっている。逆説的には、「一定の時期」までに「最終段階」でなければ、核・ミサイル開発の技術陣は独裁者の逆鱗に触れる。開発に携わる技術者は北朝鮮の国運をにぎるだけに比較的、粛清を免れているとされるが、金委員長の気分ひとつ。従って、技術陣は金委員長の新年の辞に沿うよう、文字通り必死の努力を続けているはずだ。
では、ICBMの発射実験が実施される「一定の時期」とはいつか? 小欄の見立ては最短で4月下旬だ。
韓国や周辺海域で行われている一連の米韓軍事演習が、予定通りであれば、そのころ終わる。米国が韓国々外より投射した空母打撃群など各軍種の兵力が帰還するのを待って、実験を強行するケースは厳重な警戒が必要だ。
あるいは、4月25日の朝鮮人民軍創軍85周年記念日に発射するとの観測もある。たとえ「最終段階」のほんの入り口でも、たとえ失敗しても、「見切り発射」してでも一定の技術水準を見せつける戦法も棄てきれない。いずれにしても、米シンクタンク・ランド研究所は昨秋「4年以内のICBM保有」を警告している。
http://www.sankei.com/premium/news/170313/prm1703130007-n1.html