【記者手帳】乱闘に備えて国会議員がノーネクタイ!?
29日、与野党の院内代表¥らが、争点となっている法案について妥協点を見出すために会談を行った国会のゲスト用食堂。与党ハンナラ党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)院内代表¥と野党民主党の元恵栄(ウォン・ヘヨン)院内代表¥に共通点が一つあった。洪院内代表¥はスーツの上着の下に赤いセーターを、元院内代表¥は同じく朱紫色のシャツを着ていたが、二人ともネクタイは締めていなかった。まるでカジュアルな上着とノーネクタイが国会の「ドレスコード(服装規定)」になったかのようだ。全国民の注目が集まった会談の場だったが、二人は「今日はこのような服装で会談に臨むので、了解してほしい」といった形式的な了解を求めるわけでもなく、堂々と写真撮影に臨んだ。さらに生中継したニュース番組のインタビューでも、二人はこの服装で臨んだ。上半身がこんな格好なら、下半身もまたしかりだ。国会の本会議場で4日間も籠城を続ける民主党の議員たちは、国会を自分の部屋であるかのように錯覚して久しいのだろう。ネクタイを締めないのは基本であり、深夜になれば防寒用のチョッキや野戦用の迷彩服で国会内を歩き回っている。「行動部隊」の役割を果たす補佐官らもほとんどがカジュアルなスタイルで、運動靴を履いている。
自宅待機を命じられているハンナラ党の議員も、この日は約半分がネクタイを締めていなかった。記者会見場に現れた同党のグループ「ともに明日へ」の男性議員6人のうち4人が、ノーネクタイでチョッキやセーターを着用し、カメラの前に立った。与野党の議員らはみな「乱闘に備えるためだ」「国会で夜を過ごしているため仕方がない」などと釈明した。
与野党の議員たちに広がるこうした「ノーネクタイ病」は、いわゆる「権威主義の打破」とも無関係だ。「民意の殿堂」である国会の主(あるじ)が国民ではなく、議員たち自身であるかのように錯覚し、その中では自分たちがやりたい放題やっても関係ない、という考えに基づく行動のようにしか感じられない。国会にハンマーを持ち込み、乱闘を繰り広げても恥ずかしいとは思わない人たちだけに、なおさらそう考えるのだろう。議員たちが国民や国会の尊厳、権威をほんの少しでも尊重するならば、こうはならないはずだ。
鄭佑相(チョン・ウサン)記者(政治部)
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 日本はクールビズなどを理由にノーネクタイもあるが・・・ ネクタイが凶器になる韓国@@;