おでんは日本固有の食べ物です。
元来は日本でだけ食べられていましたが、日韓併合時代に朝鮮半島、台湾、その後タイにも広まり、現在は上海などでも販売されています。台湾では「オレン」と発音します。なお、現在の台湾のコンビニエンスストアや屋台などでは、「關東煮」という大阪風の表¥記で広く売られています。韓国では練り物そのものを一般にオデンといい、醤油ベースの出汁で煮込んだり(日本のように他の具が入ることはまずない)、辛子味噌で炒めたりするそうです。タイではコンビニで日本と同じスタイルで売られています。
おでんの歴史は醤油の歴史と深く関係している。元々、日本の中心が近畿地方だった頃から醤油は存在していたが、その頃の醤油は所謂、たまり醤油というのが主流で出荷するまでに3年もかかっていた。
新興都市として多くの人口を抱え始めた江戸では醤油の需要が追いつかなくなり、1年で製造出来る濃口醤油が開発され広まる。その後、関西では「薄口醤油」が発明され広まった。
おでんについては諸説あるが、有力とされるのは室町時代に出現した田楽という串に刺した食べ物を焼いた物を「焼き田楽」と呼び、茹でて煮込んだ物を「煮込み田楽」と呼んだ。それを女房言葉で田楽に「お」を付けて「おでん」と呼ばれるようになる。
濃口醤油が発明された江戸では、当然のように、その濃口醤油で煮込む「おでん」が広まった。その後江戸では、「おでん」は廃れて消滅したが、関西方面に伝わり「関東煮」と呼ばれる。その頃関西で広まっていた「薄口醤油」にだし汁や昆布などで旨味を出した「関東煮」が独自に発展していった。
1923年に関東大震災が起こり、関西から来た救援の人達の炊き出しで「関東煮」が振る舞われた事から、東京でも「おでん」として復活する。その為、東京でも「関東煮」と同じ薄口の「関西風」の味付けとなった。
同じ時期に鯛焼きなども日本から伝わりました。