「熊肉流通の解禁を」
熊飼育農家が裁判所に訴え
狭い鉄のおりに閉じ込められている1400頭の飼育用熊に対する虐待問題に続き、今度は「熊肉」の流通が問題となっている。
全国80余りの農家で構¥成された熊飼育協会は11日、「政府は(食肉処理を行った熊から取れる)熊胆(くまのい)以外の部分については販売を禁止している。そのため私有財産権が侵害された」として、「熊肉流通の合法化に向け、今月14日に裁判所に行政訴訟を提訴する」と発表¥した。
これらの飼育熊は1981年から85年にかけてマレーシアなど東南アジア諸国から輸入されたもので、当時輸入された500頭が繁殖して現在は1400頭にまで増えているという。
政府は当初、「飼育された熊を再び輸出すれば農家の所得を増大させることができる」という理由で輸入を許可したが、1993年の国際協約に伴い、現在は熊の国際取引は禁じられ、輸入も行われていない。
そのため熊飼育農家はこれまで、食肉処理を行った熊からわずかに取れる熊胆以外の部分についても、食肉として販売を許可すべきと主張してきた。しかし飼育された熊の管理を行っている環境部は、国際社会からの非難などを避けるため反対している。
現在、野生動植物保護法では「加工品の材料」として食肉処理された熊肉の流通も認めているが、環境部は「飼育熊管理指針」という規定に従って熊胆以外の部位はすべて廃棄するよう定め、焼却処分などを行うよう指導している。
熊飼育協会のキム・ムウン会長は「熊胆1個で1000万ウォン(約67万円)から1500万ウォン(約100万円)を受け取ることができたとしても、そこまで熊を飼育するのに10年はかかる。そのため、この程度の価格では飼料費もまかなえない」と主張している。
パク・ウンホ記者