2017/05/04 08:20
中国製の大型旅客機、あすテスト飛行
世界の大型旅客機市場を狙い、中国が開発を進めている国産旅客機「C919」が開発着手から9年目でテスト飛行を行う。香港紙明報などが3日報じた。テスト飛行は約2年にわたり行われる予定で、それが完了すれば、中国は米ボーイング、欧州のエアバスが二分している大型旅客機市場に本格参入を果たすことになる。
報道によると、C919を開発している中国商用飛機(COMAC)は5日に上海・浦東空港でテスト飛行のセレモニーを行う。
共産党幹部、国内外の航空業界関係者、外国人記者ら2000人が見守る中、初めて大空に飛び立つ予定だ。
COMACは昨年12月から14回、計35時間にわたり滑走テストを行ってきた。4月23日には浦東空港で高速滑走に続き、機首を上げる離陸直前段階までテストを終えた。
C919は中国がエアバスA320、ボーイング737などとの競争を目標にし、2008年に開発に着手した中国初の国産大型旅客機で、座席数は158-168席、最高速度は時速963キロメートル、航続距離は4075-5555キロメートルとなっている。
当初は14年末にテスト飛行を開始し、16年に中国国内での商業飛行にこぎ着ける計画だったが、地上テストが長引き、テスト飛行が2年半遅れた。
COMACは中国籍の航空会社、リース会社から既に570機の発注を受けている。
COMACはC919で35年までに中国国内線市場の3分の1、世界の旅客機市場の5分の1を掌握したい構えだ。
中国が独自開発した座席数90席の小型旅客機ARJ21は昨年6月から中国の一部国内線に就航している。