韓国軍のベトナム蛮行を扱った『最後の子守歌』、
ベトナム国営TVドキュメンタリー賞
昨年12月24日に開かれたベトナム国営放送「VTV」放送大賞でベトナム戦争当時の韓国軍による民間人蛮行問題を扱ったドキュメンタリー『最後の子守歌』がドキュメンタリー部門奨励賞を受賞したと2日伝えられた。ベトナム現地で韓国軍による民間人蛮行を扱ったドキュメンタリーが製作され、国営放送会社の放送大賞を受賞したのは異例のことだ。ベトナム政府はベトナム戦終戦以後、民族統合と和合を最優先課題とし、この過程でかつての韓国軍による蛮行問題は公論化しない基調を維持してきた。
「ベトナムメディアが韓国軍による良民虐さつや蛮行を異例的連続報道!ベトナム戦争当時の虐さつ生存者の証言と活動の様子を伝える」
[ハンギョレ]ベトナムの日刊紙<トゥオイチェー>今月11〜17日、計7回にわたってベトナム戦争当時、軍の民間人虐さつの生存者たちの証言と活動の様子を連続で報じた。 ベトナムの有力日刊紙が民間人虐さつの生存者らの話を直接報道したのは異例のことだ。

<トゥオイチェー>は、ベトナムで最も多く発行される日刊紙として、1999年、時事週刊誌<ハンギョレ21>で民間人虐さつ問題を扱った後、この内容をベトナムで初めて伝えた現地新聞でもある。
<トゥオイチェー>は11日報道した「虐さつ以降も生存か?」1部を皮切りに5回まで主に虐さつの生存者たちの証言を扱った。第6回では昨年4月虐さつの生存者としては初めて訪韓したゴダイの虐さつの生存者のエピソードを伝えた。

生存者は、「計1004人が犠牲になったゴダイの虐さつ事件と関連して三つの事項を要求するよう、公式的に提案した」と明らかにした。政府にベトナムで犯したことに対して謝罪を要求すること、生存している被害者らに対する責任を要求すること、民間人虐さつによる被害者家族らに対する責任を問うことなどだ。
虐さつの生存者たちが高齢化し、生存者達の証言を残すための官レベルの努力も開始されている。 観光庁長は「ベトナムの全ての生存者に関する情報を総合すれば、虐さつ50周年になる今年中に生存者の出会いを組織できるだろう」と明らかにした。
韓国軍の民間人虐さつを<ハンギョレ21>を通じて初めて報道した韓平和財団の旧修正理事は「韓国の慰安婦問題を証言できる生存者が消えるという危機感があるとき運動が激しくなった。ベトナムも似ている」、「生存者の間で世代を超えると、問題を解決できないという危機意識が強く生じている」と伝えた。
1960年から15年間続いたベトナム戦争が終わった後、ベトナム政府は民族の統合と和合を最優先課題にして「過去を閉めて未来を開けると」というスローガンを掲げた。韓国軍の民間人虐さつも「閉めなければならない過去」になった。

ところが、政府の統制が強いベトナムで<トゥオイチェー>の今回の連続報道は事実上政府の黙認のもとで行われたと見ることができ、変わった雰囲気を感じることができる。
この1999年<ハンギョレ21>は軍の作戦地域だった中部の5つの性被害者たちのインタビューを通じ、国内軍の民間人虐さつを初めて水面に浮び上がるようにした。
<トゥオイチェー>は最後の7回の記事で」2000年から各地はベトナム戦争参戦記念碑と銅像が建てられ、その記念施設には軍がベトナムで自由のために戦った勇士と賞賛されている」、」これはゆがんだ観点であり、後日、未来の世代に簡単に誤解を呼んで起こすだろう」と指摘した。
ベトナム戦争当時、軍による民間人虐さつは80件、9000人余りに上る。その中でも1966年は猛虎部隊によって1004人の民間人が犠牲になった「ビンアン虐さつ」、青龍部隊によって430人余りの民間人が犠牲になった「ビンホア虐さつ」など民間人被害が集中した。50年を迎えた今年ベトナム中部地方各地では被害者たちを称える50周年慰霊祭が開かれた。 政府は軍によるベトナム民間人虐さつを認めていない。