記事入力 : 2017/07/23 06:08
中国の韓流ファンクラブ、広告代金を踏み倒し
韓国の地下鉄の広告パネルに芸能人応援広告を出しているある広告会社は今年5月、中国の韓流ファンクラブから広告の依頼を受けた。
広告代金は30%が先払いで、500万ウォン(約50万円)は広告を出した後で受け取る約束だった。
過去2年で4回も広告を出した得意客だった。
ソウル市の三成駅、弘大駅で5月27日から1カ月間、ソウルメトロから700万ウォンで広告パネルを借りた。
ところが、約束通りに広告を出し、500万ウォンを請求したところ、ファンクラブの責任者と突然連絡が取れなくなった。
広告会社はこの責任者の名前と電話番号を知らなかった。
これまで電子メールで連絡を取っていたが、得意客だと信じて取引していた。
身元が分からない以上、警察に届け出ることも不可能だ。
ソウル市江西区のある広告会社も昨年11月18日、中国の韓流ファンから依頼があった80万ウォン相当の地下鉄広告を出したが、代金を回収できなかった。
広告費を督促する電子メールを送ると、「私を探すな」という返事が来た。
最近中国の一部の韓流ファン倶楽部が韓国で広告代をツケにして姿をくらましている。韓国の広告会社が中国のファンクラブの広告を受注するために競争していることにつけ込んだ詐欺だ。
4-5年前には韓国と中国のファンクラブが共同で広告を出していた。広告会社は問題が生じても韓国のファンクラブの担当者に連絡すればよかった。広告会社は中国の韓流ファンクラブの広告を誘致するため、中国語ができる人材を採用し、積極的にアプローチした。広告誘致競争が起きると、1-2回取引があった中国ファンに限り、代金の一部を前金として受け取り、広告を掲載し始めた。その結果、代金が回収できなくなるケースが発生した。「アドファクト」のパク・ジンウク代表は「中国のファンクラブは契約金額が大きいため、1-2件の費用が回収できないだけで会社への打撃が大きい」と話した。
ソウル地下鉄のアイドル関連広告110件のうち約30%は中国のファンが出したものだと推定されている。
最もそうした広告が多い三成駅では、15件のうち5件が中国のファンによる広告だ。
広告需要が多い狎鴎亭、新沙、三成、江南の各駅の広告パネル使用料は最高で月640万ウォンだ。
広告会社ウィーナイスの担当責任者、イ・ユンソンさんは「中国のファンクラブは大量の広告を絶えず発注してくれるので、中小広告会社は彼らを逃すまいと泣きっ面にハチでツケによる取引をしている」と現状を語った。