記事入力 : 2017/07/28 10:27
北朝鮮、毎年協力してきた現代元会長追悼式も拒否
現代峨山に「今回は難しい」と通知
「故・鄭夢憲(チョン・モンホン)現代グループ元会長の14周忌追悼式を金剛山で開催できるよう協力してほしい」という現代峨山の要請に対し、北朝鮮は27日「今回は難しい」と拒否する立場を明らかにした。
北朝鮮の労働党統一宣伝部に属する対韓国交渉機関「朝鮮アジア太平洋平和委員会」(ア太平和委)は27日、現代峨山に対しファクスでこのような立場を伝えた。2003年8月に鄭・元会長が死去して以降、現代グループがほぼ毎年要請してきた金剛山での追悼式のための訪朝協力を北朝鮮が拒否したのは、今回が初めてだ。
昨年は、北朝鮮による4回目の核実験や開城工業団地閉鎖に伴う南北関係行き詰まりのため、現代峨山が訪朝申請を行わなかった。
現代峨山は追悼式開催のため、今月19日に韓国統一部(省に相当)へ「北朝鮮住民との接触申請」を提出し、承認された。続いて21日、中国にあるア太平和委の北京事務所に対し、電話および電子メールで「8月4日に金剛山で鄭・元会長の追悼式を開催したい」という意向を伝えた。
文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後、韓国政府や民間からの接触提案に一切反応を見せてこなかった北朝鮮は、当時現代峨山に「きちんと伝達された。(当局に)これを伝えて、回答したい」と初めて反応を示した。このため文在寅政権発足後、初の民間訪朝が実現するのではないかという見方が出ていたが、1週間を経て北朝鮮が公式に拒否の立場を表明したことで白紙と化した。
南成旭(ナム・ソンウク)高麗大学教授は「北朝鮮は核・ミサイル問題で米国と強硬モードを続け、韓国には8月の韓米合同軍事演習の中止を迫っているところ。このため、民間の訪朝を許容できないと判断したようだ」と語った。