韓国の出生児数 6カ月連続で10%台に減少
2017年7月28日
ことしに入って本格化した出生児数の急減現象が5月も続いた。韓国統計庁が26日に発表した「5月の人口動向」によると、5月の出生数は3万300人でかろうじて3万人ラインを守った。昨年の5月と比較すると11.9%の減少となった。
統計庁が月別統計を集計し始めた2000年以降、5月の基準では最も少なく、前年比減少幅も5月基準で歴代最大となった。前年同月比の出生数は2015年11月3.4%増加を最後に5月まで1年6カ月の間、減少傾向に歯止めがかからないでいる。特に、ことしに入っては減少幅がさらに広がり懸念が大きくなっている。昨年12月(-14.7%)から6カ月連続で前年同月比10%以上の減少を示している。これに伴い、ことしに入り5月までの累積出生数も昨年同期に比べて12.4%減となる15万9600人にとどまった。
統計庁のイ・ジヨン人口動向課長は「昨年の年間出生数40万6300人も歴代最低だったが、ことしはこれをさらに下回るものとみられる。30万人台になる可能性が高い」と述べた。
一方、婚姻件数は2万6900件で1年前に比べて5.5%増加した。婚姻件数が1年前より増加したのは昨年8月(5.5%)以降、初めてだ。6月から陰暦閏月が始まるためとの分析が提起されている。閏月には結婚を避けるのがよいという俗説があるため、6月にする婚姻を5月に前倒ししたケースが多かったということだ。
離婚件数は9300件で1年前より1.1%増加した。5月までの累積離婚件数は4万3700件で、前年同月比2.1%増えた。5月の死亡者数は2万3800人で1年前より3.0%増加した。統計庁は「気温が上がると死亡者数が増加する傾向があるが、ことし5月の気温が例年よりも高かったため死者数も増えたとみられる」と分析した。
国内人口移動者数も6月を基準として37年ぶりに最も少なかった。統計庁が同日発表した「6月の国内人口移動統計」によると、先月の国内移動者数は54万1000人で、1年前より4.6%減った。4カ月連続で減少している。6月を基準としてみると、1980年(53万7000人)以降、最低水準を記録した。
人口100人あたりの移動者数を意味する人口移動率も、1年前に比べて0.05%ポイント低い1.06%であることが集計された。やはり関連統計を集計し始めた2000年以降、6月基準では最も低い数値となっている。統計庁は「最近になって移動者数が減っているのは、人口移動率が高い10~40代の人口が減ったため」とし「先月は、住民登録上、10~40代の人口が前年に比べて38万人減少した」と説明した。京畿(キョンギ、6047人)、世宗(セジョン、30734人)など8市道は人口が増加している反面、ソウル(-6045人)、釜山(プサン、-20564人)など9市道は人口が減少した。

世界の出生率ランキング
186位 Germany:1.4187位 Slovak Republic:1.3188位 Hungary:1.3189位 Spain:1.3190位 Poland:1.3192位 Greece:1.3
193位 Portugal:1.3194位 Bosnia and Herzegovina:1.3
195位 Macau(China):1.2
196位 Singapore:1.2197位 South Korea:1.17198位 Hong Kong (China) : 1.1