K-9 155mm自走榴弾砲「雷鳴」は、韓国陸軍歩兵隊の主力兵器である。もちろん、韓国の名品武器でもあるw
K9 155mm自走榴弾砲は、韓国が開発した自走砲。愛称はThunder/サンダー「雷鳴」。
韓国WIA社とADDが開発した52口径155mm榴弾砲を装備し(最大仰角70度)、砲兵射撃統制システムにより陣地進入から60秒(停止状態から30秒)で射撃を開始できる。
砲撃開始以後最初の3分間の最大連続射撃速度は毎分6発、それ以降の長時間連続射撃速度は毎分2発とされているが、延坪島での実戦射撃でも射撃開始からの5分間で射撃できた弾数は(カタログ上は6発×3分+2発×2分で計22発の発射が可能となっているが)1分30秒に1発の割合で、計4発しか射撃できていない。
これは、北朝鮮軍の射撃がK9の射撃訓練が終わった時点で開始されたので、当時K9には、装填された弾薬がなかったからであるとする報道がみられた。
バースト射撃(15秒に3発発射)した砲弾を同時に着弾させるToT(Time on Target)機能も火器管制装置により可能となっている。
対する北朝鮮軍のコクサン自走砲(M1978 170mm自走加農砲)は、5分に1 - 2発程度の発射速度で、着弾位置もピンポイントでなく無差別砲撃に近い。
最大射程は、ADDが開発したK9用RAP弾(Rocket
Assisted Projectile/ロケット推進砲弾)を使用すると50km以上だが、炸薬は少なく命中精度も低くなるのでM107
HE弾(榴弾)の場合の射程は30km、新型のK307榴弾を使用した場合の射程は40kmで、この辺りが標準と思われる。
他にGPSなど高度なシステムを装備している。
2011年に製造されたものには射撃統制システムにIntel486、それ以前のものにはIntel386CPUが使われているものもあるという。
防御力
155mm砲弾の弾片に耐え、重要部は14.5mm徹甲弾の直撃を防御できる装甲を装備した結果、K55(韓国軍装備のM109)と比べて重量は倍近くなった(K55
約25t→K9 約47t)それにより車体後面から砲撃の衝撃を受け止めるため、地面に打ち込む駐鋤は除かれた。
与圧式NBC防護装置、内部温度上昇警告システムと自動消火装置に応答式の内部診断システムを備える。
機動力
エンジンは、独MTU社製のMT881KA-500 ディーゼルを韓国STX社(双竜重工業)がライセンス生産。
トランスミッションは、米ゼネラルモーターズ社製のATDX1100-5A3を統一重工がライセンス生産、前進4段後進2段。
サスペンションは、AS-90自走砲にも搭載されている英HDS(Horstman Defence Systems)社製の高性能サスペンション・サブシステムをライセンス生産。
役に立たない榴弾砲
2010年11月に北朝鮮が延坪島を砲撃した事件で、K-9が駆り出されたが、6門のうち3門が故障して使い物にならなかったらしい。
そしてなんと、サムスンテックウィンという、K-9を生産している会社が、パワーパックの中古品を新品に見せかけて軍に納品したとして家宅捜索されたそうな。
更に、その命中率も80発中3発命中という、素晴らしい性能。
うわー、凄いなー(棒)
砲の中核部品は、規格外の材質で作られているそうだしw
搭載されるCPUはなんとインテルの386
もちろん古いCPUだからって馬鹿にしてはいけない。
昔のCPUは今のCPUに比べて配線が太い分、熱や振動に強いために採用されたのだろう。
きっとそうに違いない・・・
そうなんじゃないかな?
でもそれ、弾道計算とか遅そうだな。
ちなみに、K-9のカタログスペック的には1分間に6発の榴弾が撃てる事になっているが、実際には3分も使うと砲身が熱くなりすぎて1分間に1発しか撃てなくなる特殊仕様。
砲身が熱くなるのは仕方がないのだが、どう考えても冷却が追いついていない。スペック詐欺で世界に売り出すと、後が怖いよ?
更にK-9にはK-10装甲弾薬運搬車というのがお供についてくるが、K-9同様にパワーパックに欠陥を持っているというお粗末さ。いやはや。
弾のストックも少ないことが問題視される
この特殊砲弾というのはクラスター方式の弾なので、なかなか使いドコロが難しいの分かるんだけど、予備弾薬が少ないって言うのはかなり致命的なような……。
とまあ、どこからどう突っ込んで良いか分からないほどネタ満載の武器。
韓国軍:「K9自走砲の予備弾薬、戦時には6日で在庫切れ」
記事入力 : 2014/10/15 11:31
韓国陸軍の主力自走砲K9は、実際に戦争が起こった場合、特殊目的弾の予備弾薬が足りず、戦争開始から1週間以内に無用の長物と化すとの指摘がなされた。
60万発配備した自走砲用特殊目的弾、1発も射撃訓練できず
記事入力 : 2014/10/21 10:23
およそ2兆ウォン(現在のレートで約2019億円)を投じてK9自走砲用のDPICM弾(2用途改良型通常弾)「K310」を約60万発配備した韓国陸軍が、「射撃場がない」との理由で、10年以上にわたり1発もK310を使用していないことが明らかになった。
韓国陸軍の誇るK9自走砲をポーランドに輸出!?
こんな武器を輸入したいという国が現れたからビックリである。
その奇特な国はポーランドだ。ポーランド軍、最初はもっと高性能なドイツ製の自走砲を購入するつもりだったらしいのだけれど、数を揃えたかった模様。
ところが何やらおかしな話が・・・
いざ、ポーランドに輸出されたら、何故か韓国では砲台を備えない状態で輸出されたと報じられ、ポーランドではトルコから輸入したと報じられる。
実は、トルコ、韓国からK-9のライセンス生産の許可を受けたうえで、トルコ陸軍の仕様に合うように改良されT-155Firtinaと呼ばれる自走榴弾砲を生産している。原型K9よりも10t以上重いものの、信頼性は向上し価格面での恩恵もあったのだとか。
T-155はパワーパック以外のサブシステムは全てトルコで生産され、パワーパックは独MTU社姓のMT881KA-500を韓国STX社がライセンス生産して供給と言う事になっているとか。
……つまり、ポーランドに輸出されたのはK-9ではなくT-155だったというお話。
軍射撃場で訓練中に発射された自走砲が1.5km離れた民家近隣落下www
155mm砲弾が落ちた場所。木が折れてあちこちに水溜りができた。
「ドンという音がしてビックリしました。とても近くで音が聞こえたので大きな事故が起きたと思いました」
お隣りと茶を飲んでいた鉄原郡葛末邑新鉄原3里のホ・テギル里長。突然鳴り響いた轟音に外に飛び出して見たら村近隣の野山に煙が立ち昇っていて、一抱えもある木が折れていた。
事故の起きた時刻は29日午前9時35分。京畿道漣川郡の軍射撃場で訓練中に発射されたK9自走砲の155mm砲弾1発が弾着地点から1.5km離れた民家近隣に落ちたのである。
幸い人命被害は無かったが、住民たちは驚いた胸を撫で下ろさなければならなかった。
ホ里長は「去る27日にも射撃場から飛んで来た破片が村のある建物屋上に落ちる事故もあった」とし「度毎に起きる砲弾事故に住民たちの不安感が大きい」と話した。
軍当局は砲弾が弾着地点を外れた原因など事故経緯を調査している。
鉄原郡と京畿漣川郡は砲弾事故が反復されると今月初め射撃場近隣の村を中心に被害実態の調査に着手した。調査結果を土台に鉄原郡らは政府次元の被害補償策と軍の対策用意を促求する予定である。
鉄原郡関係者は「射撃場移転や村移住は現実的に難しさがあるが、自治団体次元の被害の調査が終われば現在より改善した対策などを用意することができるだろう」と話した。
射撃訓練中のK9自走砲で火災、兵士1人死亡6人けが
中部戦線の最前方部隊で18日午後、射撃訓練を行っていたK9自走砲(写真)で原因不明の火災が発生し、兵士1人が死亡、6人がけがをした。死亡した26歳の中士(軍曹に相当)は、事故後に後方へ搬送中、命を落とした。負傷した6人は国軍首都病院へ搬送された。負傷者の中には重傷者もおり、死者が増える可能性もある。
韓国陸軍によると、18日午後3時19分ごろ、江原道鉄原郡葛末邑芝浦里の陸軍部隊射撃場でK9自走砲およそ10門が射撃訓練を行っていたところ、5番目の自走砲で突然火災が発生したという。韓国軍関係者は18日夜「爆発が起きたという未確認報道もあったが、現在までのところ火災ということが分かっている。もし爆発が起きたのなら砲は完全にだめになり、人命被害はずっと多かった可能性がある」と語った。韓国軍当局では、装備の欠陥、砲弾を発射する装薬の不良、弾薬管理の不注意などを念頭に事故原因を調査している。
K9は代表的な韓国製兵器で、1999年以降およそ900門がペンニョン島・延坪島など西北島しょ(西海〈黄海〉沖の北方限界線〈NLL〉近くにある島々)や休戦ライン近くの最前方地域に配備された。当初は最大射程が40キロを超える世界でもトップクラスの自走砲として注目され、韓国軍ではK9を「名品兵器」に選定した。しかし2009年以降、相次いで不具合が発生し、納品過程での不正が摘発された。エンジンの力を駆動輪に伝えるジョイント部分に問題があり、不良不凍液を使ったせいでエンジンのシリンダー外壁に穴があいたこともあった。
2010年11月に北朝鮮が延坪島砲撃挑発を行った際には、6門のK9自走砲のうち3門が動かなかった。1門は砲撃訓練中に不発弾が詰まって射撃できない状態になっており、2門は近くで北朝鮮の砲弾がさく裂し、その衝撃でデリケートな射撃コントロール装置の電子回路に異常が発生、作動不能状態に陥った。