記事入力 : 2019/11/23 10:20
GSOMIA運命の日、文大統領は素材・部品・装備メーカーを訪問していた
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日午前、半導体の中心的素材を生産する韓国国内の外国人投資企業を訪れ、「われわれの半導体産業の競争力が増し、素材・部品・装備(素部装)供給が安定的に裏付けられれば、半導体製造強国・大韓民国を誰も揺るがすことはできないだろう」と語った。同日午後、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了猶予決定を下しつつも、あらためて「克日」を強調したのだ。文大統領は22日、忠清南道天安で開かれた「MEMCコリア」のシリコンウエハー第2工場竣工式に出席し、「(今年7月に日本政府が輸出規制を発表してから)過去4カ月、韓国企業と政府は中心的な素材・部品・装備の需給が安定的に維持されるよう、国内生産の拡大と輸入代替の努力に拍車をかけた」と発言した。MEMCコリアは、半導体の中心的素材であるシリコンウエハーを生産する。
GSOMIAを終了するかどうか決定する日に文大統領がここを訪れたのは、「国益増進」をあらためて強調しようという意味だと解釈されている。さらに、いつでも「GSOMIA問題」が再発しかねないことを警告しようとする意図もある、と解されている。実際、文大統領は従業員らと会って「皆さんを見ると、愛社精神より愛国心の方が強そうだ」と「愛国心」を強調した。文大統領はこの日、韓国政府の「日本政府による輸出規制への対応」措置について高い評価を下した。日本が輸出を規制しているフッ化水素酸(エッチングガス)の国内生産能力が2倍に増え、フッ化水素酸・フッ化ポリイミドの新規生産工場も建設中で、「素材・部品・装備特別会計」を新設し、来年度の関連予算を2倍以上編成したと強調した。
しかし、野党からは「とんでもない自画自賛」という批判が出た。保守系野党「自由韓国党」の李晩熙(イ・マンヒ)院内スポークスマンは「GSOMIA終了まであと数時間に迫って反日感情に期待しようとする大統領の姿は、国際関係の基本すら欠如した現政権の水準をありのまま示している」と語った。