アフリカ豚熱、韓国で防疫ラインを突破
感染したイノシシ、華川で捕獲
アフリカ豚熱(ASF)拡大を防ぐため韓国政府が設置した防疫フェンス(拡大遮断ライン)の外で捕獲されたイノシシ1頭から、ASFウイルスが検出された。14日に環境部(省に相当)が明らかにした。防疫フェンスは、非武装地帯などで感染したイノシシが南下するのを防ぐため、京畿道坡州から東海沿岸まで民間人出入り統制線地域に沿って韓国政府が設置したものだ。
環境部によると、このイノシシは今月11日に防疫フェンスから南に1.7キロ離れた江原道華川郡下南面原川里で捕獲された。ここは華川郡上西面、看東面など最近のASF発生地域からも8キロ離れている。捕獲地点からおよそ2キロ離れた場所には、飼育数およそ1900頭の養豚農家がある。環境部の関係者は「最も近い場所でASFの確定判定が出たのも1カ月半前なので、その間どれだけ広範囲にASFが拡大したのか調べなければならない」として「フェンスを越えたのかフェンスの外で感染が起きたのか、調査している」と語った。
韓国政府はひとまず、感染イノシシの捕獲地点周辺を取り囲む2次フェンスを設置することとした。
韓国国内では昨年10月以降、飼育中のブタで熱病が発生した事例はないものの、野生のイノシシの死体などからは発見が続いており、14日現在で530件に達している。