成田空港に段ボールベッド PCR結果待ち
新型コロナウイルスの水際対策を強化した千葉県の成田空港で、PCR検査の結果待ちの間、国が用意したホテルの部屋が足りず、泊まれなかった帰国者向けに段ボールベッドが用意された。
8~9日には、第2旅客ターミナルビルの一時閉鎖中の手荷物引き渡し場に2メートルほどの間隔で並べられ、約140人が寝たという。
厚生労働省成田空港検疫所によると、段ボールベッドは同省が約1500床分を用意した。1畳分程度の1人用で、周囲の視線をさえぎるついたてがあり、布団やシーツ、毛布も付く。
空港では、日本人を含む73カ国・地域からの帰国者全員がPCR検査の対象で、結果が出るまで1~2日かかることも。
陰性が確認されるまで公共交通機関を使わずに帰れる人は自宅で待機するが、そのほかはホテルでの待機が必要だ。
国は成田空港に隣接する二つのホテルに多い日で計300~400室を用意するが、1日千人以上が検査を受ける日も。
当初は、滑走路脇の施設内のいすに毛布で一夜を明かす人もいた。
7日から愛知県の中部空港周辺のホテルに泊まれるチャーター便も飛ばしたが、利用者は少ないという。
段ボールベッドが実際に使われたのは8日夜。
利用した関西出身でベトナム在住の20代男性は取材に「びっくりはしたが、場所が足りないので仕方がないかなと思った」と振り返った。



