日本でしか見つけることが出来ない石があるのをご存知ですか?
それがこちら!





写真の石は桜石、小さな石の断面に小さな桜の花があらわれるこの石は日本の京都府亀岡市が代表産地。
小さな石ですが「桜の化石」と言われたら信じてしまいたくなるような堪らない可愛らしさがあります。
桜石は雲母と緑泥石の混合物で、菫青石(アイオライト)が風化して誕生しました。菫青石は四角柱状の結晶を形成する鉱物です。
桜石の元となった菫青石の場合、3つの結晶が互いに貫通する双晶(貫入三連双晶)を形成していました。そのため、桜石には花びらのような形状が6つ存在しています。
花弁"は6枚ですが、ちょうど桜の花の形に割れるようになっています。
この桜石が採取されるのは、現状日本のみと考えられており、特に桜模様がはっきりと表われる亀岡産の桜石は、1922年に国の天然記念物に指定されています。
桜石の採れる桜天神は、菅原道真ゆかりの神社と言われています。
菅原道真が太宰府へ左遷される際、別れを惜しんだ家臣へ桜の木を贈りました。
桜天神は、家臣が桜の木を育てていた場所だと、伝えられています。
桜石は厄除けとして、参拝者へ配られていたそうです。
大正末期、桜石は天然記念物に指定されました。
現在天然記念物に指定され産地での採掘は不可能ですが、この桜石には亀岡を訪れた旅の行者がこの石を邪気に向けて投げて鬼を退治したという伝説があり雷除けのお守りにもなるそうです。
また産地に天満宮がある事から天神様「菅原道真」所縁の伝説もあります。
京都、鬼伝説、桜と日本的要素満載の「桜石」は海外の石コレクターに紹介したい国産鉱物No,1ですね(^_^)
母岩付きの桜石

母岩は堆積岩がマグマと接触することによって形成された変成岩の一種で、ホルンフェルスと呼ばれています。桜石という名称は正式な鉱物名ではなく、桜の花に似ていることに因んだ俗名です。
標本屋では、右側の写真のように、分離したものを花の形状でディスプレイしたものが販売されています。
ちなみに栃木県にも桜石がある。
