新型コロナ「検査時間25分」キヤノン+長崎大が診断キット開発「一致率90%」
キヤノングループの医療機器メーカーと長崎大学の共同グループは、新型コロナウイルスを検査時間25分で検出できる診断キットを開発したと発表した。
この診断キットは、キヤノンメディカルシステムズと長崎大感染症共同研究拠点/熱帯医学研究所の安田二朗教授が共同開発したもの。
栄研化学が開発したウイルスの遺伝子を人工的に増幅させる蛍光LAMP法を元に試薬を開発し、感染者から採取した検体を使って検証を続けた結果、1回の検査時間25分以内、検体の事前処理の作業時間を含めても最短40分以内で検査できる診断キットの開発にこぎつけた。
国立感染症研究所が用意した陽性10検体、陰性15検体を使った検証では、陰性一致率100%、陽性一致率90%と、高い検出能力が確認された。
現在、検査の主流であるPCR検査ではウイルス遺伝子を検出するまで、最低でも4時間かかり、検査には専門の知識がある職員や検査機器が必要となることが課題になっている。
共同開発された今回の診断キットであれば、軽量でコンパクトなうえ、操作性にも優れているため、医療現場や離島などでの使用にも適していて、1台で1日あたり(8時間)224回以上の検査が可能になるという。