イタリア・クレモナの病院屋上で日本人バイオリニストが演奏。海外感動
https://www.asahi.com/articles/ASN4M4VD4N4LUHBI00W.html朝日新聞 2020年4月19日
感染集中の街、響いたバイオリン 病院屋上から届けた音

イタリア北部クレモナで16日、白い病棟テントが見える病院の屋上で演奏する横山令奈さん
バイオリンの世界的名器を生んだストラディバリが17〜18世紀に活動したイタリア北部クレモナで16日、バイオリンの調べが響き渡った。新型コロナウイルス患者への治療の最前線となっている病院の依頼で、日本人バイオリニスト横山令奈さん(33)が病院の屋上から演奏した。医療従事者への感謝と、患者たちが再び音楽や芸術を楽しめる日が来るよう祈りを込めたという。
横山さんは高校卒業後の2006年にクレモナに渡り、同地の音楽院で学んだ。クレモナにある「バイオリン博物館」で、数億円の価値がある展示楽器の音色を訪問者に聴いてもらう演奏会で、演奏を任されている。今回、病院側が地元の町おこし団体に声をかけ、「地元バイオリニストの顔」となっていた横山さんに、白羽の矢が立った。
〜中略〜
演奏が始まると、防護服姿の医師らが窓から身を乗り出して、バイオリンの音色に聴き入った。横山さんはビバルディの「四季」や映画「ニュー・シネマ・パラダイス」で使われたエンニオ・モリコーネの作品などを演奏した。曲が終わるたびに大きな拍手と歓声が上がった。