世界初「電動タンカー」日本で建造へ 温室効果ガス排出せず
2020年10月8日 13時47分
世界的に環境規制が厳しくなる中、温室効果ガスを出さずに電池だけで動く世界初の「電動タンカー」が日本で建造されることになりました。重油を燃料とする現在のタンカーに比べて運航管理の負担が小さく、人手不足が深刻な船員の負担を軽減する効果も期待されています。
この「電動タンカー」は、大手機械メーカーの「川崎重工業」が開発した電動システムを使って、四国の造船会社2社が合わせて2隻を建造します。全長およそ60メートル、総トン数は499トンで、電気自動車およそ100台分の容量があるリチウムイオン電池で、温室効果ガスを排出せずに動くということです。
完成予定は再来年の3月で、タンカーを発注した東京の海運会社「旭タンカー」によりますと、電気だけで動くタンカーは世界で初めてだということです。
重油を燃料とする従来のタンカーに比べて建造の費用はかかりますが、運航を管理する作業の負担が小さく、人手不足が深刻な船員の負担を軽減する効果も期待されています。
建造されたタンカーは東京湾で重油を運搬する計画で、災害時には沿岸の施設に電気を供給することも検討するということです。
世界的に環境規制が厳しくなる中、自動車業界に続いて海運業界にも電動化の流れが本格的に広がるきっかけになるか注目されます。
電気の力で化石燃料を運ぶ。
意味あるのかな?