脱北者団体、中朝国境まで行って対北ビラ散布か
最近、中朝国境地域の平安北道新義州や慈江道の一部地域に対北ビラが落ち、北朝鮮当局が緊張していることが16日までに分かった。「対北ビラ禁止法」で韓国国内からのビラ散布が阻止されたことを受け、脱北諸団体が中朝国境地域からビラを撒いた-という見方が浮上している。
中朝国境地域の事情に明るい対北消息筋は「今月10日、中朝国境地域の慈江道の一部や新義州地域でそれぞれ数枚の対北ビラが発見された」とし、「北朝鮮当局では鴨緑江対岸の中国側から飛んできたものと推定している」と語った。ビラを積んだ風船は割れず、地表に落ちたといわれている。この消息筋は「住民の通報を受けた北朝鮮当局が軍や保安機関、赤衛隊(民間防衛組織)まで動員してビラ散布地域を捜索・回収した」と伝えた。
専門家らは、先月30日に韓国国内で対北ビラ禁止法が施行された直後に今回のビラ散布が行われていることに注目している。対北消息筋は「韓国国内からビラを散布できないので、危険を甘受して中朝国境へ行ったのではないか」と語った。対北ビラ禁止法は、軍事境界線一帯でのビラなどの散布行為に対し、最大で3年以下の懲役や3000万ウォン(約293万円)以下の罰金に処することができるようにしているが、第三国を経由して物品を送り込む行為は法の適用対象ではない。だが韓国国内の対北ビラ散布団体は、今回の事件は自分たちとは無関係だという立場を表明した。