「使い捨てカップを取り替えるように『アルバ』の交換」賃金未払い被害が50人(KBS・朝鮮語)
済州で「若者の聖地」として済州市役所一帯が挙げられます。映画館や各種飲食店、ナイトライフがここに集まっています。この一帯を行き来する青年たちの足と同じくらい、経済的自立に出た社会新人もアルバイト求職において好ましい場所です。
この一帯にある10階新築ホテル事業主A氏が20代前半の青年たちをアルバイトスタッフとして採用して仕事をさせた後、数十人に賃金を与えなかったという情報提供が報道局に入ってきました。
元従業員であった情報提供者は「社長が若い青年を、まるで使い捨ての紙コップを捨てるようにアルバイトを雇った後、すぐに取り替えて給料も支払わない。未払い賃金を与えるつもりはない労働庁に申告すれば国が払うという言葉をつけておいている」と明らかにした。
(中略)
賃金未払い事業主A氏は「THAAD事態とコロナ19など相次ぐ景気低迷により、売上高が良くなくて賃金を適時ことができなかった」と「従業員に申し訳ない心を持っている」と主張しました。
(引用ここまで)
ホテルの経営者がバイトを1ヶ月ほど雇っては賃金を払わずに解雇、次のバイトを雇って……という所業をしていて、被害者が50人以上になっている模様。
ちなみに韓国ではバイトではなく「アルバ」と呼ばれます。
ま、韓国ではありがちな風景。
韓国の最低賃金は全国一律、業種も問わず。
以前は一部業種については最低賃金が適用されないなんてこともあったのですが。
現在では全国どこでも時給8720ウォンが最低賃金になっています。
んで、済州島は観光で食べている島でして。
2016年には観光客1500万人突破。その後、THAAD配備の報復で減少したものの、2019年には再度1500万人突破していたのですね。
観光客の約9割が韓国人。2020年以降はコロナ禍で激減。外国人相手のカジノの売上も65%減になったとのこと。
経済団体からは業種別・地域別の最低賃金制度導入が求められているのですが。
「労働者に優しい」ムン・ジェイン政権ですから、そんなこともなく。
済州島にかぎらず、類似の事例は多く起きているのではないかと思われます。
特に観光地では。
まあ、外国人観光客の多い明洞とかだとそもそも働く場所自体がなくなってますけどね。
一気に最低賃金を30%も引き上げたらどうなるのかという社会実験をしてくれている、という見方もできますね。