今月21日に韓米首脳会談、ワクチン・スワップも議題に
韓国と米国が首脳会談の日程を同時に発表
米国中心のクアッドへの部分参加も検討
妻の金正淑氏も訪米に同行予定
文大統領のメキシコ訪問についても検討中
文在寅(ムン・ジェイン)大統領と米国のバイデン大統領は今月21日(現地時間)にワシントンではじめての首脳会談を行う。青瓦台(韓国大統領府)と米ホワイトハウスが30日に同時に発表した。当初、青瓦台は米朝対話の再開などに重点を置く考えだったが、「ワクチン不足」が現実となったことで、韓米による「ワクチン・スワップ」などワクチンをめぐる協力も首脳会談で話し合われる見通しとなった。米国の中国けん制政策を受けて韓国がクアッド(米国、日本、インド、オーストラリアによる安全保障の枠組み)に部分参加する問題も取り扱われそうだ。
青瓦台の鄭萬昊(チョ~ン・マンホ)国民疎通主席はこの日「コロナ19の状況でも対面の首脳会談が早期に行われることになったが、これは韓米同盟の重要性をしっかりと示している」と説明した。ホワイトハウスのサキ報道官も声明で「文大統領の訪問は両国間の鉄のように固い同盟、そして政府、国民、経済の広範囲かつ深い連帯を示すことになるだろう」とコメントした。バイデン大統領が外国の首脳と対面で首脳会談を行うのは、4月16日の日本の菅義偉首相に続き文大統領が2人目となる。米国による中国けん制が本格化したことで、アジアの同盟国との関係を最優先にする意図があるものと解釈できる。
今回の会談ではコロナ対策に向けた協力策が集中的に話し合われる。韓国政府はブースター・ショット(ワクチンの3回目の接種)などに備え、コロナ・ワクチンの追加確保に重点を置きたい考えだ。韓国政府は先日、ファイザーと2000万人分の契約を行い、全国民の2倍にあたる分量のワクチンを確保したことを明らかにしたが、その後の免疫力低下などに備えるため、より多くの物量を確保しなければならないとも考えている。