社会
アストラゼネカ製ワクチン、当面接種を見送り 検討長引けば期限切れも
2021年5月22日 06時00分
アストラゼネカ製ワクチンについて、厚生労働省は接種を推奨する対象者の年齢などを「引き続き検討する」とし、当面は接種を見送ることを決めた。ただし、政府はアストラ社と供給契約済みで、最初に納入される分は9月ごろに使用期限を迎える可能性がある。検討を速やかに終えないと、ワクチンが無駄になりかねない。
21日に開かれた厚労省の予防接種・ワクチン分科会。アストラ社製の接種は「引き続き検討」という原案が示され、日本医師会の釜萢敏常任理事は「『引き続き』の期間は、あまり長くしない方がよい」と注文を付けた。
「血小板減少を伴う血栓症」の発生と、アストラ社製の接種との関連性が指摘され、欧州では使用を中止したり、年齢制限を設けたりする国が出ている。厚労省は現在、日本脳卒中学会と日本血栓止血学会の協力を得て、血小板減少を伴う血栓症の診断や治療の手引きを策定中。釜萢氏は、手引きがまとまる時点で、アストラ社製の使用をどうするか、結論を出すべきだと訴える。
分科会に提出された資料によると、アストラ社製の有効率(発症を予防する効果)は70・4%。英国では4月28日時点で約2850万回接種されており、釜萢氏が分科会で、「(接種の)選択肢として、排除すべきではない」と主張したところ、複数の委員が賛同した。
アストラ社によると、政府に納入するワクチンの製造が進んでおり、9月ごろから使用期限を迎える。厚労省の担当者は「時間がたてばたつほど、期限が迫っていくのは確か。今後、使用方法などを議論していく」と述べた。(藤川大樹)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/105785
ワクチン物乞い国がこっちを・・