文在寅政権の「末期症状」…いま韓国で「偽物」「詐欺」「フェイク」が蔓延している!

韓国で「万年筆偽物」騒動が勃発…!
韓国の大韓赤十字社は、献血をしてくれた人に褒章を与えている。
30回で銀賞、50回で金賞、100回で名誉賞、200回で名誉大賞、300回で最高名誉大賞だ。該当者には記念品も贈呈しているが、今回、金賞・銀賞の贈呈品として贈られたドイツ・ラミー社製の万年筆が偽物だったことが、ある献血者からの指摘で明らかとなった。
曰く、「インクがきちんと出てこないので、修理を公式代理店に依頼したところ、代理店からこの製品は偽物であるため修理は難しいという回答を受けた」というものだ。その後、献血者からの連絡を受けた赤十字社が、納品業者へ純正品かどうかの確認をし、偽物だと判明した--というのが今回の経緯だ。
文在寅政権下でまた騒動 photo/gettyimages
日本の官公庁でも物品購入を行う際に公開入札を行うが、今回の赤十字社の万年筆も同様に公開競争入札で納品業者を決定している。
純正万年筆を納品する契約を結んだというが、本来、入札の際には製品証明書などの提出が求められるはずだ。業者が偽物の証明書を提出したのか、偽物とわかっていて製品を納入しようとするほどモラルが低いのか、官公庁がザルなのか、いずれにせよ韓国というのは偽物をつかまされる可能性がままある国だということになる。
じつはこの一件に限らず、ここのところの韓国では偽物の流通が目立ってきている。
拡大する「偽物市場」
今回の騒動では、製品の購入過程でも不審な点が多かった。
該当万年筆の正規販売価格は3000円代だが、赤十字社はこれを1770円(18,000ウォン)で購入するという公示を出していたのだ。さらに、業者が通関に提出した輸入申告書には製品価格が7.5ドル(830円)と記載されていた。
贈呈品の予算は1950円(2万ウォン)以内で、業者が入札価格に合わせて製品を選定したのだろうが、偽物でも誤魔化せると考えること自体、お粗末極まりない。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で血液が足りないというニュースを聞き、献血に熱心に訪れた国民に対して偽物のプレゼントを贈ったという事実は、失望と不信感を植え付けには十分だった。果たして赤十字社がどのように対応するのか、献血者を含め、国民はいまその対応を注視している。
韓国では以前から、偽物詐欺は横行していた。
ブランドの服やバッグはもちろん、化粧品、電化製品などジャンルを問わない。あろうことか、ヒュンダイ百貨店でも偽物の時計をそれと知らずに販売してしまったことがあるほどだ。灯油や軽油を混ぜた偽石油まで販売され、最近では政府から石油品質認定を受けるガソリンスタンドまで出てくるぐらい、偽物品は枚挙にいとまがない。
韓国ではブランド品を「名品」と呼ぶが、金大中大統領の時代にはブランド品は「優れた商品や有名な物」であり、「高価な贅沢品」で庶民にはとても手が出せるような代物ではなかった。
「S級偽物」は大人気
廬武鉉政権時代に「ブランド品」が自分の価値を高めてくれる存在として認識されるようになると、高嶺の花だった消費者の心をくすぐるように偽物が売られ始め、ブランド品が「名品」と呼ばれるようになる頃には「同窓会症候群」が醸成され、ブランド品を買い漁る人が増えてきた。
「同窓会症候群」とは、「私より勉強もできず、きれいでもなかった友達が同窓会にやってきた。夫のおかげでブランド品を身につけて偉そうな顔をするのを我慢して帰宅したのに、その日に限って早く帰ってきて“ご飯を出せ”という夫がいて、それを見るのも嫌になる現象」を指す。
そして同窓会で久しぶりに会った友人に対抗するように、ブランド品を買おうとする見栄っ張りの心理が働き、「名品ブーム」が沸き起こったのと相前後して偽物が街中に出回り、人々の偽物に対する感覚が変わっていった。
一方で、複数のブランド品を持つ人々が増えてくると、純正品を正規購入するかたわらで、ダメージを受けやすい素材や流行デザインの商品に関しては偽物を求める人が増えてきた。
消費者心理とは不思議なものだ。
ブランド品売り場の店員さえ肉眼で見分けがつかないほど精巧な「S級偽物」の場合、たとえ値が張っても在庫が逼迫するほど人気で、価格が100万ウォンに迫るS級偽物に大枚を叩く消費者も少なくない。
韓国では、消費階層が両極化しつつも、偽物市場はその両極から需要があるのだ。
文在寅政権での「フェイク蔓延」
偽物が蔓延すると、人は嘘をつくことに慣れてしまうのだろうか。
韓国では9月に実施される大学入試に備えた事前模試の申込に、偽受験生が登録したせいで本物の受験生が登録できないという事態が発生した。偽物が蔓延したせいで、偽物商品に対しても、自分が偽物になることにも抵抗感をなくしてしまったというある種の末期症状を露呈した格好だ。
コロナ禍ではキムチの産地や表示偽装の問題があり、マスクや消毒ジェル、日焼け止めクリームなどの表示偽装なども取り沙汰されたが、これらは偽装というよりはむしろ偽物販売だといえるだろう。それほど韓国内では偽物が蔓延っているわけだ。
そしてその傾向は文在寅政権に入ってからより強まった印象がある。
文在寅のレームダック化は止まらない photo/gettyimages
それは単に模造品に留まらず、情報、なりすまし、詐欺など、手を変え品を変えフェイクが侵食しつつある。文在寅政権では先日のG7出席後、集合写真を“無断編集”して公開したことが話題になったこともあり、任期残り1年でレームダック化する文在寅政権の末期症状ともいえるかもしれない。
偽物とわかって平然と使う心理も広がり、銀行のサーバーでも海賊版ソフトウェアが使用されたことがあるというほど偽物が蔓延してしまったという印象すら感じさせる。
今回の赤十字社の偽物万年筆事件は、そんな韓国内で拡大する“偽物化”の氷山の一角なのだろう。