韓国 初の2千人超え “突破感染”も増加
韓国では新型コロナウイルスの新規感染者数が初めて2000人を超え、感染拡大に歯止めがかからなくなっています。2回目のワクチン接種を終えた人々の間でも、感染するケースが相次いでいます。
●感染者が過去最多に 要因は休暇の移動とデルタ株
韓国の保健当局が11日に発表した新規感染者数は2223人と初めて2000人を超え、過去最多を大幅に更新しました。感染拡大の要因について、保健当局は「休暇時期で人々が移動したことと、感染力が強いデルタ株の特性によるもの」と説明。韓国は今週末から3連休となりますが、旅行を自粛するよう求めました。
ソウルを含む首都圏を中心に、午後6時以降の私的な集まりを2人までに制限するなど最高レベルの対策を続けていますが、感染拡大に歯止めがかかっていません。
文在寅大統領は11日の会議で、「我が国は他の国家よりは、相対的にマシな状況を維持してはいるが、感染者がより増える分岐点になりうる重要なときだ」と危機感を示しました。
●ワクチン2回接種後も“突破感染”増加
2回目のワクチン接種を終えても感染する“突破感染”と呼ばれるケースも増えています。韓国では2月以降順次、療養病院の入院患者や従事者にワクチンの優先接種が行われましたが、釜山の療養病院では8月、患者や従事者40人以上が集団感染しました。
韓国メディアはワクチン接種を完了した人々の集団感染が起きたのは、これが初めてだと伝えています。保健当局はこうした“突破感染”が起きる可能性は「極めて低い」と説明していますが、防疫管理を強化する必要があるとして、最高レベルの対策をとっている地域では療養病院での面会を中断する措置をとりました。