韓国政府、ワクチン接種完了を10月へと1ヶ月前倒し……韓国メディア「希望拷問はもうやめてくれ!」
【社説】韓国政府、ワクチン失敗を「希望拷問」で覆い隠そうとするのか(中央日報)
韓国政府がワクチン対応の最初のボタンを掛け違えたせいで1年以上にわたり突破口を見つけることができず迷走を続けている。だが、政策の失敗を率直に認めず詭弁を並べ立てるだけで解決法がうまく運ばず無理筋が続いている。政府の無能を隠すような雲をつかむような約束と希望拷問が繰り返されていて国民の失望と不信だけが大きくなっている。
モデルナワクチン導入遅延が代表的な事例だ。 (中略)
ワクチン不足を画期的に解決することができないため、政策は方向修正を余儀なくされている。これに先立ち、モデルナワクチン物量は4回穴をあけたほか、50代の2次接種は間隔が4週から6週に延びた。18~49歳780万人も物量がギリギリになるのではないかとみられる。(中略)このような状況であるにもかかわらず、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の認識は現実とあまりにもかけ離れている。昨日の8・15光復節(解放記念日)の祝辞で文大統領は「我々は、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の危機も、どの先進国より安定的に克服している」とし「10月には、全国民の70%が2次接種まで完了する」と述べた。これに先立ち、韓国政府は11月まで人口の70%である3600万人の接種完了目標を提示したが、突然大統領が1カ月前倒しで達成するという目標を出した。
不可能に見える約束を突然出しながらも具体的な根拠を提示せず、疑問だけを大きくしている。国民の不安を落ち着かせようとするために現実性に欠ける目標で希望拷問をしているという指摘が出る理由だ。
(引用ここまで)
韓国政府のワクチン政策について朝令暮改だとよく指摘されますが、朝令暮改というよりは右往左往って感じですね。
まずファイザーの2度目の接種を4週間にして(本来は3週間)。
ついでモデルナ、ファイザーともに6週間にしてしまう。その根拠として欧米では6週間まで認めている、ということを挙げているのですが。
どこも推奨はしていないんだよなぁ……。病院や個人のスケジュールの都合もあるから、mRNAワクチンについては最大で6週間まで間隔が空くことを認めているというだけ。
けっして推奨はしていない。
んで、さらにこれまで50才未満であったアストラゼネカの接種禁止年齢区分を唐突に30才未満にしているのですよ。
韓国、アストラゼネカの残余ワクチン接種年齢を50歳以上→30歳以上に再び変更(ハンギョレ)
アストラゼネカの本家ともいえるイギリスですら40才未満は禁止なのに。
記事によるとアストラゼネカのワクチンの接種年齢が変更されたのはこれで5回目だそうですよ。
ちなみに使用許可が出たのは2月なので月イチペースで変更していることになりますね。 韓国でどれだけワクチンのやりくりが苦しいのかって証左ともいえるでしょう。
これをやるならもっと「年代は○○、性別は○○、既往症では○○については血栓が出やすいので注意」というようなアナウンスをすべきだと思いますが。
日本でも40才未満禁止の方向性です。
個人としてはアストラゼネカでも打てるタイミングがあったら打っていたと思います。前もちらっと書きましたけどね。
接種クーポンがさくっと届いた自治体なので、大規模接種センターでモデルナを打ちましたけども。
んでもって、チュソク(韓国のお盆。今年は9月21日)までに1次接種を70%に高めるという方針なのですが。
予約が70%に到達したので実現できる……とかアナウンスをしています。
これはさすがに笑った。
政府「18〜49歳の残りのワクチン接種・1次予約合わせると接種率70%」(ニュース1・朝鮮語)
NAVERニュースのコメントも「予約が70%に達したってw」「その分のワクチンが届く確約はないんだろ?」みたいなもので溢れてます。
……まあ、これまでがこれまででしたからね。
ちなみに「連休前に70%到達しても、ワクチンの効力が出るのは接種から2週間後でしょ」ってコメントがうちにありましたが。
……え、そんなの関係ないでしょ。「チュソクの連休前に70%に到達させる」というのが目標なのですから。
実際の効果が出るとか出ないとか、2回目の接種とか関係ないですよ。
すべてを1次接種に持ちこんであとは野となれ山となれ。
光復節の演説でムン・ジェインが「10月までに接種完了を70%到達させる」って言い出して1ヶ月も前倒ししたのですが。
間に合わなかったり、2次接種分がこなかったら製薬企業の責任にすりゃいいんですから。