韓国だけの異常現象、1次接種率と2次接種率の差が大きいのはなぜ?=韓国の反応
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韓国のポータルサイトネイバーから「韓国だけの異常現象、1・2次接種率の大きな格差はなぜなのか」という記事を翻訳してご紹介。
韓国だけの異常現象、1・2次接種率の大きな格差はなぜなのか
2021.08.19|9:38
コロナ19の拡散を防ぐ最後の防疫手段はワクチンだけである。しかし、韓国のワクチン接種率が世界主要国と比較して相対的に大きく低いのは周知の事実だ。特に2次接種率が1次の半分にも満たないほど異常なレベルで低い。1・2次接種を完了してこそワクチンの予防効果が最大化されるという点で深刻な問題だ。
世界中のコロナワクチンの接種率データを提供するアワーワールドデータ(Our World in Data)の数値を見ると、韓国の1次と2次の接種率の格差が他の国とどれほど顕著な差を見せているのかがすぐに分かる。
17日現在、国内のコロナワクチン1次接種率は46.3%だ。1次接種率が60~70%台が大半の主要国よりもはるかに低いが、世界1次平均接種率(31.8%)よりは高い。しかし、2次接種まで終えた接種完了率は20.4%にとどまっている。OECD38カ国のうち最下位レベルであることは言うまでもなく、世界平均(23.9%)にも達していない。
絶対的な接種完了率自体も最下位圏だが、1・2次接種率の格差が25.9%もあるのは韓国だけの特異な現象である。世界の1・2次接種率の平均の差は7.9%程度であるのと比較すると3倍以上高い数値だ。世界中の主要国の中で、我々のように1・2次ワクチン接種率で大きなギャップを示す国はほとんどない。
1次接種率が83%を超えたアラブ首長国連邦の場合、2次接種率も73%に迫る。1・2次接種率の格差は9.6%程度だ。ワクチン接種優秀国であるイスラエルの1次(68%)・2次接種率(63%)の格差は5%に過ぎない。ワクチン接種率が60~70%台の米国、英国、ドイツなど大半の主要国の1・2次接種率の格差も一桁だ。我々とほぼ同じ40~50%台の接種率の国々も、ワクチン需給が崩れたブラジル(33%)のみ我々よりもひどいだけで、1・2次接種率の差は大きくない。
このように、2次接種率が1次接種率の半分にも満たないほど大きな格差が広がったのは、韓国のみで見られる異常現象である。その理由は何か。基本的に確保したワクチンが不足していたからだ。期待したワクチンの需給が逼迫し、接種するワクチンが手元にないために、当初2次接種用として決めていたワクチンを1次用に繰り上げて使用したと推定するのが合理的だ。下の石を抜いて上の石を支えるやり方だ。
2次接種用として保持しておいたワクチンを1次接種用に転用すれば、2次接種の時点は後ろにずれざるを得ない。このように大幅に接種率の格差が広がったのもこのためだ。数字は嘘をつかない。
では、なぜ防疫当局は接種完了率を増やす代わりに、1次接種率の拡大を選択したのだろうか。これまで政府は、十分なワクチンを確保したと主張し続けてきた。そうであれば接種率は上がるべきだが、実際には亀の歩みを抜け出せなかった。
かつて、我々よりも接種率が低く、嘲笑の対象となった日本のワクチン接種率は50%を越えた。我々は依然として40%台だ。日本に逆転までされた状況だから、政府も焦らずにはいられなかったのだろう。
このため、ひとまず1次接種数を増やして接種率錯視現象を狙ったのではないかという指摘が出ている。1回接種率を高めておけばワクチン接種が円滑であると国民が受け入れると見たのだ。
大統領が、秋夕までに全国民の70%である3600万人に1次接種を完了すると豪語したことも防疫当局の負担となった。大統領を羊飼いの少年にしないためには、2次ではなく、1次接種に注力するしかない状況となったのだ。
しかし、このような見せかけ式のやり方に副作用が起きないはずがない。2次接種用に保持していたファイザーとモデルナを1次用に回した上に、予定されていたワクチン供給まで支障が生じ、2次接種時期が従来の3~4週間から、突然6~8週間後となる大混乱が発生した。
防疫当局は、一方的に2次接種時期を遅らせておきながら、きちんとした通知もしなかった。2次接種が2~3週間後に控えていた2000万人の接種対象者が憤慨したのは当然だった。
予定日にワクチン接種を完了できるものと信じ、海外旅行や出張の予定を組んでいたのに、それがすべて台無しになった不便さも大きかったが、2次接種の時期をそのように伸ばしてワクチンの効果が維持されるのかというのも議論の種だ。水ワクチンになるのではないかという懸念も少なくない。
防疫当局としては、安全性や効果に問題はないと言うしかないであろう。しかし、ファイザーの場合、1次接種後3週後に2次接種をし、モデルナは1次接種後4週間後に2次接種をするように、これらのワクチンを生産した製薬会社の接種ガイドラインである。2次接種時期を1次接種後3~4週間後と提示したのはワクチンの臨床を通じて、そのような間隔で接種してこそ最適なワクチン効果を確保することができるという結論を得たためであろう。彼らが提示した接種間隔を守るのが最善だという話だ。
ワクチンを1次と2次に分けて接種するようにしたのも予防効果が極大化されるからである。1次だけでは予防効果が不足しているとも解釈できる。1次接種数だけを増やす数字ゲームが危険な結果を生む可能性があるという指摘に政府が耳を傾けなければならない理由だ。
また、モデルナの供給に大きな支障が出て状況が差し迫ると、政府は先週、突然、30~40代もアストラゼネカ(AZ)の残りのワクチンを接種できると発表した。効能論議と50歳未満の接種時は稀に血栓症の副作用が出る懸念が提起され、これまで50代以下接種を禁止してきたが、突然、何の理由もなく方針を変えたのである。
廃棄される運命だったAZワクチンを、危険かもしれないが希望するなら接種しろというのは、政府がこれで良いのだろうか。
見せかけ式の1次接種率引き上げだけに執着する政府が心配だ。
