徴用工裁判:原告側からの「差し押さえ」決定でなにかが変わるのか……というと、実のところはなにも変わらない模様
三菱重工への代金差し押さえ命令 現金化や賠償につながるかは不透明(聯合ニュース)
韓国大法院(最高裁)が三菱重工業に元女子勤労挺身隊員らに対する賠償を命じた判決を巡り、ソウル近郊の水原地裁安養支部は原告が求めていた同社の債権の差し押さえを認めた。ただ三菱側がこれを不服とし即時抗告する可能性や、訴訟を起こす可能性もあり、債権が現金化され原告側に賠償金が支払われるかについては依然として不透明だ。
LSエムトロンは19日、聯合ニュースの取材に対し、「裁判所の決定文によると債務者は三菱重工となっているが、われわれが取り引きする企業は『三菱重工エンジンシステム』で、別の企業」とし、「事実関係を確認した後、裁判所の決定に従う予定」と伝えた。
法曹関係者によると、LSエムトロンの説明通りであれば、三菱重工の同社に対する債権自体が存在しないことを確認する訴訟が提起される可能性もあるという。
たとえ三菱重工のLSエムトロンの債権が最終的に確認されても、18年の判決からこれまで賠償を拒否している三菱側が、態度を変える可能性は低いとみる見方が強い。
三菱重工側には裁判所の決定文が送達されていないという。決定に不服があれば、決定文が送達された日から1週間以内に即時抗告をすることができる。
(引用ここまで)
「決定文送致から1週間以内に即時抗告ができる」とあります。
おそらく外務省はこれまでの法的措置と同様、送達を遅らせると思われます。遅らせるというか、一切合切が届かないようにしているのですね。
なぜなら日韓請求権協定で解決済みの事柄だから。
三菱重工側に送達がいったと見なす公示送達手続きを踏むには、下手をすると年単位でかかります。
そこからの「1週間以内の即時抗告」なので、かなり時間がかかるんじゃないかなぁ。
さらに支払いのためのお金を差し押さえられたLSエムトロンがいうように三菱重工エンジンシステムが取引相手ならそもそも「差し押さえ」自体が霧散する可能性がある。
というか、まともに考えればそちらの可能性が高い。
こんなことで韓国企業側が嘘をついたら韓国人から突き上げられるに決まってますからね。
差し押さえが有効であったとしても、三菱重工がそれに応じる可能性は低いので決定までは数年かかる可能性がある。
んー、「事態が大きく動いた」としましたが。
落ち着いてみるとそうでもないような……。ただまあ、多少は動きを見せたのは間違いないですかね。
原告側はこれをカードにして三菱重工や日本製鉄に対して圧力を加えたいのでしょうが。
まあ、相手にされないことには変わりはない。
加藤官房長官が記者会見で一般論しか述べなかったのは、もしかするとすでにおおよその概要を受け取っていた可能性すらありますね。