韓国左派「ムン・ジェイン前大統領自宅前のデモをなんとかしろ!」→ユン大統領「適法なら問題ない」
尹大統領、文前大統領の私邸前の「罵詈デモ」に「大統領室前でも許可…法に則って」(ハンギョレ)
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が7日、慶尚南道梁山市(ヤンサンシ)の文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の私邸周辺で繰り広げられている保守団体の「罵詈雑言デモ」について、「大統領執務室のデモも許可されている状況なので、法に則ってやればいいのではないか」と述べた。公的空間である大統領室前の集会と、私的空間である前大統領の私邸前の集会を同一線上に置き、「法に則って(対処)」せよと強調したのだ。 (中略)
しかし尹大統領の発言は、大統領室という公的空間と退任した大統領の私邸という私的空間を区分せず、ヘイトに基づく「罵詈雑言デモ」を事実上放置しているという指摘もある。明知大学のシン・ユル教授(政治外交学)は、「尹大統領が表現の自由を梁山のデモと結びつけたのは、やや不適切に思える。デモの状況をきちんと把握せず発言したようだ」と述べた。
(引用ここまで)
ムン・ジェイン前大統領が引退後、釜山にほど近い梁山市に買った自宅で「忘れられた人物になりたい」とか言い出して隠居生活をはじめようとしているのですが。
そうはさせないとばかりに「保守系団体」がその自宅前に陣取って連日、デモを繰り広げています。
同居しているムン・ジェインの娘(東南アジアに移住していたものの離婚で帰国)なんかは「あいつら○○してやりたい」くらいのことをSNSで述べているという状況。
ムン・ジェイン本人もSNSで「デモ隊は反知性」とか言っちゃっているんですが。
まあ、そういう社会を打ち立てたのはムン・ジェイン本人だよね、という話を前回しています。
これも一種の「ネロナムブル(自分ならロマンス、他人がやれば不倫)」だわなぁ……。
と思っていたところにユン・ソンニョル大統領からこの件についてコメント。
「法に則ってやっている分にはOK」
うん、まあこの人こういう人なのですよ。
こういう部分が左派からはとことん嫌われて、保守側からは「ムン・ジェインの対抗馬になり得る」として担ぎ上げられた原因でもあるわけです。
ムン・ジェインから指名されて検察総長になる時も「私は権力に跪かない、ただ法のみに従う」と述べていたのですが。
当時、パク・クネの弾劾について操作指揮を執っていたことがムン・ジェインに評価されたのですね。
でも、検察総長として──
・ムン・ジェインの最側近をドルイドキング事件で実刑(公民権停止)に追いこむ
・チョ・グク事態を徹底的に捜査し、妻は実刑確定、娘は大学・大学院の入学取り消し、本人もほぼ有罪間違いなし
・ムン・ジェイン本人の介入が噂される蔚山市長選挙もしっかり捜査
……等々、政権の意に染まらない行動を取り続けてきた結果、ムン・ジェイン政権から弾圧され、そのおかげというべきか最終的に大統領になってしまったという人物。
ハンギョレの記事は「おまえのそういうところが気に入らないんだよ!」というものですね(笑)。
検察から捜査権が剥奪され、自分たちに利益を与えてくれた左派にくっつくかと思われていた警察機構ですが、やっぱり時の権力者にはなびいておこうということらしく。
ユン・大統領の発言をなぞった対応に終始しています。
文前大統領自宅周辺のデモ 「開催は保障も違法には厳正対応」=韓国警察(聯合ニュース)
「違法行為には対応」ということは違法でなければ対応しない、ということですから。
なお、共に民主党はヘイトスピーチ禁止を発議したり、これまでのデモ禁止地域に「元大統領の自宅」を加えようとしています。
共に民主党、文在寅元大統領私邸前のデモに対してヘイトスピーチ禁止法発議=韓国(Wow! Korea)
これまで一切のデモを放置してきたのに、自分たちが対象になると慌てて対応し出す。これもまたネロナムブル。
韓国社会を象徴する言葉ですわ。